2002年3月25日あわやブローチング気田川

先週の豊川初漕ぎで気分良くした我が家は、翌週パパの計画有給休暇が一日余っていたこともあり、水曜日に気田川に出かけました。朝8時頃出発し下社前には9時半ころ到着です。天気予報では晴れの予報でしたが、薄い雲がかかっていてすっきり晴れてくれません。下社の前のトイレはお世辞にもきれいとはいえないので、下社より少し下流に行った所の駐車場にある清潔なトイレを我が家は利用しています。

下社前の川原に行くと桜が咲いています。今年の桜は例年よりかなり早いようです。川の方と言うと雨が少なかったこともあり、水は澄んでいますが水量は少なめです。でもなんとかツーリングは出来そうです。

今日は去年より少し距離を延ばして気田川橋(天竜川との合流点の赤い橋)の少し手前の中島としました。いつものように自転車での回送を終え10時半頃のスタートとなりました。3月で更に平日の為、川は我が家の貸切状態です。スタートしてすぐの消波ブロックのある左カーブでは、ブロックに乗り上げながらも無事クリア。次の気田川名物直角右カーブも無難にこなし、快調なスタートです。しかし、笹合橋の手前あたりで、パパがママの漕ぎ方に注文をつけるといつものようにケンカの始まりです。この時点でまずいなー、沈するかも、いやな予感を感じながら、笹合橋を通過しました、そして笹合の瀬が手前のちょっとした瀬にさしかかった時です。去年来た時はなんとも無く通過したところですが、今日は水量が少ないので岩が顔をだしています。その岩にガツン!バウが真正面から思い切りぶつかりました。カヌーは左に流されさらにガツン!左にある岩に右前があたりカヌーは二つの岩に引っかかって止まってしまいました。徐々にカヌーは傾き水が浸入してきます。こうなると水量は少ないとは言え、強力な力で二つの岩にカヌーを押し付けます。このままカヌーに乗って脱出は不可能と判断し、まずは家族を安全な場所に移すことにしました。左岸は広い川原がありますが、流れが強く子供は流れを渡れそうにありません。しかたなく右岸に家族を上陸させました。このとき既に細引きで繋いでいなかった着替えのバックは下流に流され、子供用のイスとして使っていたすのこも1つが流されています。またパパのパドルも流され、下流のエディで止まっています。家族の安全を確保した上でパパはカヌーを確保しに流れに入りました。しかし一人の力では全く動かず、ママの助けを求めます。ママも流れを横切りカヌーに来てくれましたが、途中流れに足をとられ岩に足を強打してしまいました。しかしウェットスーツを着ていたおかげでスーツが衝撃を緩和してくれたので、けがをせずに済みました。ウェットスーツは保温だけではなく、衝撃に対してもとっても有効であることを身をもって知る事となりました。二人の力でなんとか岩からカヌーをはがし、パパはカヌーをひっくり返し安全な左岸の川原までカヌーを引いていき、カヌーを元に戻し水抜きをします。その後対岸の家族を迎えに行きました。家族は、というとカヌーで迎えに行けるところまで100メートルほど、岩場で草が生い茂った川岸を、みんな怖いなか頑張って歩いてくれました。カヌーにのり安全な左岸の川原に移動しました。

ここでパパ流されたものを取りに行こうと、さっきまでバッグとパドルが引っかかったエディを見るとすでにパドルはありません。下流に流されてしまったようです。バッグを回収したあと、パパは川の浅いところを渡り下流に向かって走ります。そしてなんとか笹合の瀬が終わったエディでなんとか流れてきたパドルを確保する事ができました。途中川に入って泳ぐ事もありましたが、ただ無我夢中で泳いでいると言った意識も無いくらいです。カヌーまでもどり、気持ちを落ち着かせ出発しました。笹合の瀬では竹が本流に張り出しているので、安全のためライニングダウンし、砂利採石場横の川原でランチとなりました。

天気はうすくもりのままです。さすがに3月なので日差しがないと寒いくらいです。早々にスタートし、松間橋の手前では水量が少なく、押し歩きなどをしながらゴール地点の手前の岩場に近づきました。岩の張り付きなどで動揺していたこともあるのでしょう。十分にルートを考えずに突入すると最初の岩は避けられましたが、2個目の岩では見事に岩に乗り上げ、思い切り座礁しました。しかしここではパパとママがカヌーから降りるだけで再スタートでき、なんとか家族全員が無事にゴールすることが出来ました。

とても怖い思いをしましたが、今考えるとしっかりしたものを身につけていた事が、良かったとつくづく思いました。ただとても幸運が重なっただけであり、運が悪ければ自力でカヌーを動かす事が出来ず、助けを呼ぶことになったことは言うまでもありません。カヌーは川に出たら、自分の責任で行動しなくてはなりません。特にファミリーでツーリングする場合、親の責任はとても重いと感じる経験となりました。ただ困難な場面を家族の力で乗り切ったと言う事は、とても素晴らしい経験となったことは確かです。しかし、やはり一緒にツーリングしてくれる仲間が必要と思わさせられた一日でした。

おしまい

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