井川山遊び&気田川カヌーツーリング
10月18日(土)
去年から会社のサイクリングクラブのイベントとして、大井川上流の井川でMTB山遊びが始まり、今回で2回目となります。サイクリングクラブといっても実質の活動部員は4名ほど、今回は部長、こうへいさん、私の3名が参加となりました。スケジュールは土曜日は1日井川周辺の山をMTBで走り、日曜日は井川で朝の現地解散なので、せっかく井川まで行くなら大井川をカヌーでツーリングしようと言うことになり、こうへいさんとタンデムで日曜日は大井川をツーリングする予定です。
当日は、会社近くのスーパーに7時に待ち合わせして井川に向けて出発です。通常大井川方面は国道一号線で島田まで行って、それから大井川沿いを北上しますが、一号線が混雑しそうなので、気田川のある春野経由で行くことにしました。春野について気田川をみると、先週火曜日の泥水とは違ってなかなかコンディションが良さそうです。春野町役場下の瀬は春にはテトラに本流がまともにぶつかっていましたが、流れが変わったことにより危なくなくなったようです。
![]() |
![]() |
明日は気田川でもいいな〜、と思いながら国道362号線の狭い道を中川根に抜け大井川を見てみると大井川も水がきれいでコンディションはなかなか良さそうです。ただ榛原川から汚い水がでているので、ツーリングするなら、榛原川の合流までにしたほうが良さそうです。千頭をすぎ井川に着く頃には雨が降ってきました。昨日聞いた天気予報では今日は快晴なのに、これではMTBで走れそうにはありません。井川ダムの上を走り、今日の目的地である井川県民の森に着いたのは12時頃でした。せっかく到着しましたが、雨は本降りとなり止む雰囲気はありません。とりあえずログハウスのチェックインの1時まで車の中で過ごし、1時ちょうどにログハウスにチェックインです。このログハウスは井川県民の森キャンプ場の施設でバストイレ、キッチン付きで1泊8,000円とキャンプ場コテージの料金として安いと思います。中もきれいでこのまま何もせずし、過ごしてしまいそうな感じです。
![]() |
![]() |
しかし、せっかく井川に来たからには、体を動かさなくては!ということで、山を自転車で走るのは、雨が上がったとしても無理なので、カッパを着て山を歩くことになりました。歩くコースは、ログハウス近くの井川峠を周遊するコースにすることにして、2時前に出発しました。雨は小降りとなり、歩き出す頃にはほとんど止んでいます。舗装路を1キロほど歩いて川登山道に入り30分ほどで井川峠に到着です。標高1658mのこの峠は、木に覆われているのであまり展望はよくありません。
![]() |
![]() |
雨はほとんどあがり、落ち葉と土でふかふかの山道を気持ちよく歩いて行くことができます。井川峠から尾根づたいに少し歩くと左側に大きく落ち込んだ崖の上に到着です。崖から下を見ると吸い込まれてしまいそうな感じです。しかしここからは素晴らしい雲海と、山頂は隠れてしまっていますが、雲海に浮かぶ富士山を見ることができました。
![]() |
![]() |
雨も止んだし、この景色に満足したのた事もあってトレッキングは切り上げて、今度は舗装路をMTBで走ろうと言うことにしました。ログハウスに戻って時計をみると、それでも1時間半ほど山を歩いていたようです。ここでMTBに乗り舗装路を犬伏方面に向かって走り始めました。走り始めてみるとリヤの変速機の調子が悪く3段目くらいまでしか上がってくれません。いきなり走り始めると急坂となり、軽くならない変速機の為にヒーヒー言いながらやっとのことで登り切り走り始めて20分ほどの水場で休憩となりました。歩いて登った時はたいしたことはなかった舗装路も、MTBだとこんなに辛いとは思ってもいませんでした。休憩すると汗がポタポタしたたり落ちてきました。
![]() |
![]() |
ここから先に行こうか悩みましたが、霧が濃くなって来ているのでこのまま帰ることになり20分かけて登った道を5分くらいであっという間に駆け下りログハウスに着いたのは5時前でした。結局サイクリングクラブのイベントなのに、30分ほどMTBに乗っただけで終わってしまったのが心残りですが、天候が相手なので仕方ありません。しかし皮肉なことにログハウスの風呂に入って外を見てみると、外には木漏れ日が・・・気を取り直して今日の夕飯の準備です。といっても私は鍋奉行の部長の作るキムチ鍋を待つだけでした。食事が出来るまで明日の事を考えました。確かに大井川も良いけど、朝見た気田川が頭から離れません。ただ気田川は回送に時間がかかるので単独で行くには大変な所です。ここで都合の良い事が思い浮かびました。「部長に回送してもらおう!」恐る恐る頼んでみると、快くOKしてくれたので、明日は気田川下流ツーリングに決定しました。そうこうするうちに鍋もできあがり3人だけの宴会がスタートしました。お腹も一杯になり酒も入ると日頃お疲れ気味のこうへいさんは7時にダウンです。
![]() |
![]() |
残った二人も次の日が6時起きなので10時は消灯。とっても静かなロクハウスなのですぐに眠りにつきました。
10月19日(日)
朝5時半に起床し、昨日の残ったキムチ鍋を朝からお腹一杯食べて井川を7時に出発しました。今日は気田川に行く前に、大井川をツーリングされる三重のakiさんファミリーと、千頭の河原で初対面することになっています。約束の8時半ちょうど千頭の河原に行くと、白いディスカバリーが既に到着していました。初めてお会いしたakiさんファミリーの、素晴らしい笑顔と、とっても楽しそうな雰囲気に圧倒されてしまいました。お互いに予定があるので10分ほどお話しして、次回家族みんなであうことを約束して千頭の河原を後にしました。中川根から酷道362号を春野に向かう山中で鹿を発見。最初は道端にいた鹿は車を止めると50メートルほど走ってこちらを振り返り様子をうかがっています。
![]() |
![]() |
春野の秋葉神社下社前の河原に到着したのは10時半頃となり、河原を見渡すと予想以上にカヌーイストが多いことにびっくりです。今日は鮎釣りが多いと聞いているので、たくさんカヌーがいれば心強い限りです。ゴール地点に車を置いて、部長にスタート地点に送ってもらい、ここで部長とはお別れです。河原にもどり着替えを済ませてスタートしたのが11時半頃となっていました。今日の気田川の水量は+56cmとベストに近く、今まで一番多い水量です。水は少し濁っていますがそれでも青く、天気も素晴らしいので今日のツーリングは期待できそうです。
![]() |
![]() |
カヌーに乗るのが2回目のこうへいさんに、フォワードストロークとスイープ、バウドローをレクチャーし、下社前をスタートしました。漕ぎだしてみると何かいつもと感覚が違います。どうもカヌー揺られる感覚があるので原因を考えてみると、いつもバウに乗っている妻より、身長が高いこうへいさんが乗ると重心位置が高くなって、カヌーがグラグラしやすいと考えました。それでも下社前の瀬も無事クリアして、最初の難所となる消波ブロックのある左カーブに突入です。上流からみた限りでは、流れがまともにブロックに突っ込んでいないので、下見なしで行きましたが、ブロックに寄せられることもなく無事にクリアです。甘くみては行けませんが、ずいぶん優しくなったような感じです。次の右直角カーブもしっかり漕ぎ抜け、こうへいさんも徐々に慣れてきてくれたみたいです。
![]() |
![]() |
スタートして30分くらいで笹合橋に到着です。ここまでで見た鮎釣り師はすでに10人は軽く越していますが、餌釣りの為か竿が短く、カヌーが通るのに支障は全くなく、気持ちよく川を下ることが出来ています。挨拶をしたら返してくれる釣り師の方もいて、なかなかカヌーイストと鮎釣り師が仲良く共存しているみたいで良い雰囲気です。
![]() |
![]() |
笹合橋をすぎると、笹合の瀬となります。ここは先週ツーリングされたakiさんのレポによると、かなり危険な状況というので、最初からライニングダウンをするつもりで右岸の川原に止まり流れを確認してみました。いつもより水量があって川幅が広いのですが、本流の右岸寄りに春にはなかった倒木(倒竹?)の塊があり、左岸からは倒れかけた竹が流れに覆い被さり、1艇分しか進路はありません。しかしここを通過しても、すぐに左岸からの竹が進路を塞いでいるので、結局どこを通っても竹に引っかかることになりそうです。後からきたカヤックのパーティもライニングするみたいで右岸に上陸していました。
![]() 笹子の瀬手前に上陸 |
![]() 上流から見た倒木(竹) |
![]() 下流から見た倒木(竹) |
![]() ライニングを終え再スタート |
笹合の瀬を過ぎると、いよいよ高架線の瀬です。ここも随分流れが変わっているようで、3つに分流しています。せっかく多い水量なのに、3つに分散されて一番右の安全ルート以外は、どちらをいっても岩にぶつかりそうです。下見した場所が本流と思われる、真中の一番波のある流れが見えない所でしたが、何度も行ったことがあるので、よく考えずに真中の流れに突入することにしました。流れの中央から瀬に入ると、岩に何度もぶつかり進路は徐々に左に行ってしまい、最後に左岸にある岩に横からガツン!とぶつかり、こうへいさんの「うわー!!!」という叫び声と共にカヌーは右に大きく傾きました。すかさずカヌーを逆側にリーンさせて沈は何とか逃れ、今度は分流していた流れの合流地点に不安定なまま突入、びっくりして漕ぐのを忘れたこうへいさんにスターンから大声で「漕いで!」と声を掛けて、カヌーの安定を取り戻しなんとか高架線下の瀬をクリアしました。
![]() 下見した場所が悪すぎです。 |
![]() 何とか乗り切ることができました。 |
やっぱり何度も漕いでいるからといって安易に下ってしまったことは、ものすごく反省すべきことでしょう。特に初心者をバウに乗せているので尚更でした。それにしても沈しなくて本当に良かった。少し緊張したし前を行っていたカヤックのパーティに追いついたので、この先にある左岸の川原で昼食となりました。ここまでで約1時間で漕いできたのでなかなか良いペースです。コーヒーを沸かそうとコンロと水を持って来ましたが、防水バックに入れたはずのコッヘルが見当たらず、残念ながら川原でコーヒーブレイクは、ゴール地点まで持ち越しなってしまいました。
![]() |
![]() |
スタートしてすぐの右カーブ手前には、倒れた竹が本流に覆い被さって、ライニングしたこともある所ですが、今日は川幅が広く余裕で通ることができます。この右カーブを曲がると右岸に砂利採石場が見えてきました。ここは結構波があるはずです。瀬に入ると予想通りの波の中、バウがポンポン跳ねましたが、しっかり漕いで楽しくクリア。この先の左岸の護岸とその手前のテトラは水量が少ないと、テトラに寄せられてしまいますが、今日は川幅がたっぷりあるので、全く問題ありません。これをすぎると今度は右岸に護岸があり護岸の途中に消波ブロックが埋まっていますが、こちらの方が流れがブロックに向かっていて、注意が必要のようです。
![]() |
![]() |
右岸の護岸を過ぎると、松間橋前のなぎ場となります。今日はここの左岸でゴールする人も多いらしく、川原にはそれらしき車が数台とまっていました。ここも鮎釣りのポイントらしく、数人の鮎釣りの方がいますが川幅が広いので全く問題ありません。この先のざら瀬は水量が少ないと必ず座礁する場所ですが、今日はそのまま乗って通過し、松間橋前の瀬となります。春には流れが橋に向かってまっすぐ進んでいましたが、今日は流れが左にそれて消波ブロックに向かっていってしまっています。下見しようか悩みましたが、前を行くカヤックの動きを見ると、それほど動きに無理がなくクリアしていたので、そのまま瀬に突入しました。カーブの手前で少し右にバウを振り、後は全開で出口に向かって漕いで問題なくクリアです。流れを少し斜めに横切る事を覚えたら、すごく楽に瀬の後のカーブをクリア出来るようになったのが、今年の収穫のようです。でも角度を振りすぎると、いきなり90°カヌーが回されてひっくり返るので、振る角度には最新の注意が必要だし、回転する力をカヌーに加えるのではなく、平行移動する感覚で曲がることが重要だと思っています。
![]() |
![]() |
松間橋をくぐった左岸もゴール地点になっていて、既にゴールしたダッキーが数艇おいてありました。この川原の前も浅瀬になっていますが、今日は問題なく乗っていくことができます。ここで前を行くカヤックのパーティに追いついてしまったので、カヤックのペースに合わせのんびりと浅瀬を通過。カヤックに続いて流れの真中に岩がある瀬に突入しました。ただ水量が多いからか今日は岩が左に寄っているように見えます。岩の近くは結構波が立っていて迫力がありそうです。カヤックは全員が岩の右側を通過したので、そのまま自分達も右側を通過。ここでもポンポンとバウが跳ねましたが、パドリングに慣れてきたこうへいさんもしっかり漕いでくれて、楽しくクリアです。ここで前を行くカヤックのパーティが進路を譲ってくれたたので、挨拶をしながら一番前に出ることが出来ました。先ほどの瀬でも今日は不思議と大きな波の中を漕いでも、バウはポンポンはねますが、波に突き刺さることが無く、水をあまりもらっていないので、水を抜く必要が無くてとっても楽です。右岸に川原が広がるともうすぐ中島です。
![]() |
![]() |
ここは流れの中央に岩が点在し、突入する前にコースを頭に入れておかないと、岩にぶつかるかもしれません。岩が見えてくると悪いことに、ここだけ釣り師が進路を塞いでいて、どう考えてもそのまま行けそうにありません。1艇だけならライニングする所ですが、今日は後にカヤックのパーティが控えているので、大声で「通して下さい!」叫ぶと気持ちよく竿を上げてくれました。しかしこれに気を取られていたので、コースのイメージが出来ないまま岩場に突入してしまい、隠れ岩に乗り上げながら何とか通過です。水量が少なかったら岩に激突していたかもしれません。
家族で来た時によくゴールしていた右岸の川原をすぎ、いよいよオーラスの瀬です。ただakiさんの情報ではオーラスはほとんど消滅したということなので、そのまま行くことにしました。車の回送の時に上から流れを見た限りでは大岩の右を通過し、そのまままっすぐ行けばなんとかなりそうです。大岩を意識しながら瀬に近づくと、手前の波がノーマークとなり、いきなり結構大きな波の中に入ってしまい、カウンターパンチを食らったようでしたが、体勢が乱れる前にしっかり漕いでこの瀬を乗り切りました。
![]() |
![]() |
この瀬を通過しいよいよオーラスの瀬に突入です。ただ瀬という瀬もなく、狙った通り大岩の右を通過です。しかしそのまままっすぐ行くつもりが、本流は大岩を巻いて左に流れ落ちています。このまままっすぐ行っても水が少なく行けない!と思って必死に左に落ちる流れに乗ろうとしましたが時既に遅く、流れに乗れずに浅瀬に座礁・・・その前を大岩の右を通過したカヤックがスイスイ通り過ぎていきました。「なんだ、まっすぐ行けば良かった」と思っても後の祭りです。
![]() |
![]() |
結局カヤックが通り過ぎるまで、この浅瀬で待機し、無事気田川橋手前の川原にゴールとなりました。時間を見るとまだ1時半過ぎです。結局2時間くらいで駆け下りてきてしまいました。カヌーをカートップし着替えを済まし、昼食の時に出来なかった川原でのコーヒーを楽しみ、家路に着いたのは2時半となっていました。
ツーリングが終わって
約半年振りに漕いだ気田川は、この半年でかなり流れが変わっていました。夏の台風や大雨の影響がかなり大きかったようです。今日の水は透明度こそ、あまりありませんでしたが、水量があってカヌーツーリングには最適だったと思います。大井川にすっかり魅了されていましたが、やっぱり気田川もすばらしい!と再認識した楽しいツーリングでした。
おしまい