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毎年夏休みにはフェリーに乗って北海道へ。最初はただの移動手段だと思っていましたが、何度も利用するうちに船旅の魅力の虜になっていました。フェリーに乗ったことのない人にとっては、「飛行機なら2時間もかからないのに、何で時間がかかるフェリーで行くの?」と良く聞かれますので、ここでは船旅の魅力について、語ってみたいと思います。
![]() 我が家の一番のお気に入り「すいせん」 |
![]() 「すいせん」の1等4人洋室 |
船旅の勧めメニュー
| 我が家にとって船旅とは | 我が家のフェリーに対する思い入れを書いています。 |
| フェリー乗船記録 | 今まで乗った中長距離フェリーの記録です。我が家的なフェリーの採点もしてみました。 |
| 中長距離フェリー乗船記 | お気に入りのフェリーの詳しい乗船レポートです。乗船前から下船までかなり詳しく書いたので、船内での過ごし方などで参考にして頂ければウレシイです。 |
| 船旅を始めるにあたって | これから船旅を始められる方へのメッセージです。 |
| お盆のチケット争奪記録 | お盆休みに毎年繰り広げられる、フェリーチケット争奪記録を紹介しています。 |
我が家が最初に長距離航路に乗ったのは、97年の北海道でした。この時はフェリーに対する知識もなく、たまたま母の友人の方にお願いすれば予約が取れる、ということで当時のブルーハイウェイラインの行きが東京航路、帰りが大洗航路に乗船しました。この時に乗った「さんふらわーさつま」が余りにも快適だったので、それ以来船旅大好き家族となってしまったのです。毎年お盆の時期に行っている北海道旅行。フェリーはただの交通手段ではなく、完全に旅のお楽しみの一つとなっています。「北海道に行く喜び」=「長距離フェリーに乗ることができる喜び」と言っても言い過ぎではないと思っています。それほどまでに船旅は、我が家の長期旅行にとって大きな旅のお楽しみになっているのです。北海道以外の旅行に行く場合も「どこに行こうか?」ではなく、「どの航路に乗ろうか?」という事から旅行の計画がスタートする場合の方が多いかもしれません。
![]() かもめに見送られて新潟を出航(2003年) |
![]() 「すいせん」の船室でくつろぐ子供達(2001年) |
2.費用が安い
単純なコスト比較はできませんが、東京から北海道までのJR北斗星の運賃と、新潟から小樽までの新日本海フェリーの運賃を比較すると一目瞭然です。北斗星の一番下のグレードはB寝台。これは2段ベッドになっていて新日本海フェリーなら2等寝台とほぼ一緒と考えてよいと思います。北斗星をB寝台を使って上野から札幌まで行くと料金は全部で25,270円。新日本海フェリーで新潟から小樽までの2等寝台の料金は通常期で6,900円。夏休みなどの繁忙期でも7,200円。自分の車をフェリーに積んでも20,700円というお値段なんです。たしかに新潟までの交通費などを考える必要がありますが、それほど所要時間の変わらない両者なのに料金格差は鮮明です。フェリーに自分の車を積んで家族みんなで旅行する場合は北斗星に比べてかなり安く(大人2人、子供二人で北斗星は人だけで77,160円。新日本海フェリーなら車も乗せて35,100円とJRに比べて半額!)、北海道に行っても自分の車で北海道を回れるのですごく便利だと思いません?
3.フェリーの上では非日常を味わえる
フェリーの乗船時間は新潟から小樽まで約18時間。「そんな長い時間何やってるの?退屈しない?」と良く聞かれますが、あれほどのんびりとした時間を、海を見ながらゆったりと過ごせるほど贅沢な時間は船旅以外にはないのでは、と私は思っています。我が家は船旅の時はちょと贅沢をして個室を選んでいますが、窓があって窓の外に海が広がっていればそこは海沿いのリゾート地にあるホテルそのもの。特に新日本海フェリーなら特等以上にすれば部屋にバストイレも付いているので、まさにホテルなみと思っていいでしょう。さらに新潟⇔小樽航路と舞鶴⇔小樽航路の特等A室にはバストイレの他にプライベートテラスまであるのです。新潟航路なら出航が朝10時半。フェリーに乗ってのんびりとランチを食べて、海を見ながら本でも読んで気が向いたら昼寝。部屋にはテレビもあって、ちょっと古いけど映画も見ることができます。夏の時期なら日本海は台風でも来ない限り、気分が悪くなるほど揺れることはあまりない(ただしこればかり運次第です。)ので、ノンビリと何もしないでいい、という贅沢な時間を味わっているとすぐに夕暮れ時に。天気が良いとフェリーの上から水平線に沈む夕日も見ることができます。この夕日も海以外何もない水平線にゆっくりと沈んでいく姿は船でしか味わう事ができないでしょう。
![]() 1998年「フェリーあざれあ」で見た夕焼け |
![]() 2000年「すずらん」で見た夕日 |
フェリーではレストランでの食事もお楽しみの一つです。我が家では必ずフェリーに乗ると、フェリーのレストランで1食は食べるようにしています。今まで食べた中で一番良かったのは、大阪と愛媛の東予港を結んでいる四国オレンジフェリーのレストランです。料理はすべてフェリーのレストランで調理するとの事で、家族4人みんな別々のものを注文しましたが、すべてがとってもおいしくて大満足でした。特にお勧めだったのが「豚トロ丼」。豚肉がトロけそうで絶品でした。もちろん北海道の往復で乗っている新日本海フェリーのレストランも気に入っています。新日本海フェリーのレストランでお勧めのメニューは「海鮮丼」。いくらや鮭がたっぷりと乗った丼で値段は1,000円くらい。ただし去年乗った新潟航路の「ゆうかり」には残念ながらありませんでした。
![]() オレンジエイトのレストラン |
![]() 新日本海フェリー「すいせん」の海鮮丼 |
4.自分の車を持っていける。
フェリーならもちろん自分の車と一緒に目的地に行くことができます。飛行機で行ってレンタカーを借りるのも良いかもしませんが、自分の車に思い入れのある人なら、自分の車で「憧れの北海道や九州を走ってみたい」という気持ちは必ずあるはず。特に北海道の大地を自分の車で走る喜びは何者にも代え難いものがあると思います。これをかなえてくれるのがフェリーなのです。北海道に自分の車で行くには、必ずフェリーに乗らなくてはなりません。どうせフェリーに乗るなら、青森→函館のような短い航路ではなく、長距離航路を使ってみて下さい。とっても不思議なことに、青森→函館と新潟→小樽の運賃がそんなに変わらないのです。(青森→函館 車1台5m未満で16,510円。新潟→小樽 車1台5m未満で繁忙期運賃が19,200円 所要時間は約4倍)
8年前から始まった北海道旅行のほかにも船旅を楽しんでいます。我が家の中長距離の船旅記録をまとめました。こうしてまとめてみると、いかにたくさん船旅をしているのか、自分でも驚くほどでした。
| 乗船年月日 | 乗船した航路 | 乗船したフェリー | 利用船室 |
| 2004年8月7日 | 新潟→小樽 | 新日本海フェリー「らいらっく」 | 1等洋室4人部屋 |
| 2004年8月14日 | 苫小牧東→敦賀(直行便) | 新日本海フェリー「すいせん」 | 1等洋室4人部屋 |
| 2004年12月29日 | 大洗→苫小牧西 | 商船三井フェリー「ばるな」 | 1等洋室4人部屋 |
| 2005年8月 | 稚内→利尻→礼文→稚内 | 東日本海フェリー利礼三角航路 (ファルイーズ、クイーン、ボレアーズ宗谷) |
2等 |
| 2005年8月8日 | 舞鶴→小樽 | 新日本海フェリー「あかしあ」 | 特等Aツイン +1等ツイン |
| 2005年8月14日 | 苫小牧東→敦賀(直行便) | 新日本海フェリー「すいせん」 | 1等洋室4人部屋 |
| 2005年12月29日 2006年1月3日 |
往路 大洗→苫小牧西 復路 苫小牧西→大洗 |
商船三井フェリー 「さんふらわあさっぽろ」 |
1等洋室4人部屋 |
| 2006年8月13日 | 新潟→小樽 | 新日本海フェリー「らいらっく」 | 特等Aツイン |
| 2006年8月19日 | 苫小牧東→敦賀(直行便) | 新日本海フェリー「すずらん」 | 特等ツイン |
| 2007年8月11日 | 新潟→小樽 | 新日本海フェリー「らいらっく」 | 2等寝台 |
| 2007年8月18日 | 苫小牧東→新潟 | 新日本海フェリー「フェリーしらかば」 | スイートルーム |
乗船記には乗船年月日をクリックしてお入り下さい。
番外編 寝台特急乗車レポ
| 乗車年月日 | 乗車した区間 | 乗車した列車 | 内容 |
| 2005年2月15日 | 浜松→中津(大分) | 寝台特急富士号 | 寝台特急富士で行く九州大分中津市(グルメ情報のおまけ付き) |
乗車レポには乗船年月日をクリックしてお入り下さい。
1)フェリーの予約について・・・フェリー会社によってまちまちですが、だいたい2ヶ月前から予約が開始となります。チケット争奪記録でも書いている通り、お盆の時期の北海道航路は混雑を極め、予約開始から数時間は全く電話が繋がらないほどです。でもお盆と言ってもピークの3日間くらいを外せば、かなりの確率で希望通りの予約は出来るはずです。とりあえず自分で電話できない場合は、フェリー会社とオンラインで繋がっている旅行会社にお願いする方法もあります。まずは大袈裟に考えず、予約が取れたらラッキーくらいの気持ちが必要だと思います。フェリーの予約が取れてからでも、現地のキャンプ場や宿は十分に抑えることはできますので・・・また予約開始日に予約できなくても、キャンセルは必ず出るので、諦めずにキャンセル待ちを狙うのも手だと思います。我が家も何度もキャンセル狙いでお盆時期の個室をゲット出来ています。詳しくは、お盆休みのフェリーチケット争奪記録をご覧下さい。
2)船酔いについて・・・船が揺れる揺れないは運次第ですが、日本海の場合は冬に乗らないかぎり、運が悪くなければそんなに揺れないと思います。ただ、船酔いは睡眠不足と空腹が重なると、すぐに症状が現れるので、フェリーに乗る前にしっかり食べて、心配なら酔い止めを飲んですぐに寝れば、かなり抑えられるのではないでしょうか。ただ私自身ものすごい揺れの中で乗船した事がないので、本当にすごい時は何をやっていいのか分かりません。
いろいろ書きましたが、我が家にとってフェリーを初めとする長距離航路は旅行する上でなくてはならない交通機関です。これからもいろいろな船旅をいていきたいと思っています。