新日本海フェリーフェリー「すいせん」
乗船記(05年8月14日)

 北海道での旅行の予定が終わると、残すは大好きな新日本海フェリー「すいせん」に乗るだけです。今回も利用するのは、一番のお気に入りである1等洋室4人部屋。いつものように快適な船旅を夢見ながらクルマを走らせ、苫小牧市内から日高自動車道に乗って厚真ICへ。ここで高速を下りて、ホントに何もない原野を走るとようやく苫小牧東港が見えてきました。やっとで着いた〜と言いながら、やっぱり「すいせん」をパシャパシャとカメラに収めるとKeikoさんと子供達は荷物を持ってターミナルへ。


照明に輝く新日本海フェリーすいせん

原野の中にある苫小牧東フェリーターミナル

 ターミナルに入るとちょうど徒歩客の乗船が開始されたところでした。2階の乗船口でKeikoさんと子供達を見送ると僕一人はミストラルへ。クルマに戻ると乗用車の乗船も開始されたけど、かなり順番が後ろのほうなのでまだまだ乗船するには時間がかかりそう。そんな事で外に出てフェリーに乗船していくクルマを眺めていたけど、そんな景色を見ていてもそれほど飽きないのが不思議なところ。


一足先にKeikoさんと子供達は乗船

一人乗船していくクルマを眺めていました

 乗船していくクルマを眺めたり、すぐ横にいる大好きな「すいせん」の船体を見ていたらいよいよ乗船の順番が回ってきました。係員に半券を渡してスロープを渡って船内に入ったのは11時半すぎ。乗船してみると今日は昇降甲板が出てないのです。これだと乗船した順番がそのまま下船の順番となるので、かなり遅く乗船した我が家は敦賀港でちょっと待たされてしまうかもしれません。


白く輝くすいせんの船体

11時半過ぎにようやく乗船

 車両甲板にクルマをとめて、家族の待つ1等4人洋室に行くと、やっぱり「すいせん」の4人洋室はイイな〜、と実感。窓の外を見ると乗船待ちのクルマは既に無くもうすぐ出航と言う雰囲気が伝わってきます。


今回もすいせんの1等洋室4人部屋を利用

もうすぐ出航と言う雰囲気のターミナル

 部屋に入るとすぐに大浴場へ。出航直前なのでかなりの混雑だけど、これはいつもの事。洗い場を少し待つのがイヤだけど、ものの数分で何とか洗い場を確保して、体を洗ってスッキリするとお楽しみのビールが待っています。いそいそと部屋に戻る途中に売店で「サッポロクラシック」を買うと、部屋に戻りビールをプシュ!でも今回は小樽で買ったビールジョッキにビールを注いでからカンパ〜イ。缶のまま飲むより、やっぱりジョッキに入れた方が、さらに美味しく感じるのが不思議なところ。そんな事で小樽のポスフールで買ったおつまみをつまみながらビールを飲んでいたら、窓の外を見ると苫小牧が次第に小さくなっていっていました。


ジョッキで飲むビールは最高〜

徐々に小さくなる苫小牧

8月15日(日)


1等洋室から見る静かな海
 昨日は1時頃寝たので、起きたのはいつもよりちょっと遅い8時過ぎ。窓の外を見ると曇っているけど波はほとんどなく、航海は順調そのものの様子。

 早速目を覚ましたらお決まりの船内散策(笑)へ。去年も書いたけど、このすいせんは新潟航路のフェリーに比べて乗船定員が半分程度なので、全等級満席となってもパブリックスペースが人で埋まることがないので、2等寝台などに乗ってもユッタリと出来るのが特徴なのです。今回も案内所前のスペースもフォワードサロンも席に余裕がありました。


案内所前の休憩スペース

フォワードサロン

案内所

売店

新日本海フェリーオリジナルラーメン
 散策の最後に売店に寄ってみると、新日本海フェリーオリジナルのカップラーメンを発見。これは珍しい〜とすかさず買ってみました。ラーメンを買ってご機嫌♪(笑)で部屋に戻ると、Keikoさんも子供達も既に起きていました。

 全員が起床したので早速朝食タイムの開始。今日の朝食は昨日ポスフールで買った豪華な食材なので、朝からとってもシアワセ〜なのです。そんな豪華な食材を食べながらもちろん飲むのはビール。こんな事ですいせんでの一日はとってもシアワセな時間から始まったのでした。


ねぎたん塩を手にご機嫌♪の子供達

豪華な料理を食べながら飲むビールは最高

 朝から数本のビールを飲むと、起きたばかりなのに眠気が襲ってきて僕はベットでお休み〜(笑)。次に目を覚ましたのは子供達の「フェリーが見える!!」という声がしたときでした。子供達もちょうど外を見たら対向していく「すずらん」を見えたそうで気を利かせて僕を起こしてくれました。そんな気遣いに感謝しながら、しっかりと「すずらん」をカメラに収めると時間は早くも11時前。ここで豪華な朝食を食べたのに、今度は小樽で買った生チョコを堪能〜。


苫小牧に向かう「すずらん」

小樽で買った生チョコもおいしい〜♪

 そんな楽しい時間を過ごしていたら時間はあっという間にお昼に。お昼はもちろんオープンデッキでジンギスカン!と決めているので、あまりお腹は空いていないけど1時ちょっと前に4階のプロムナードを通って後方のオープンデッキへ。まずは特設の屋台でジンギスカンと野菜セットを2人前。さらにご飯と生ビールを注文すると鉄板の用意された席へ。


4階のプロムナードを通ってオープンデッキへ

特設の屋台でジンギスカンをご注文〜

 ホットプレートの鉄板が熱くなる頃、タイミング良くラム肉と野菜セットと届けられ、お楽しみのオープンデッキでのジンギスカンタイムのスタート。行きの「あかしあ」で出てきたラム肉よりも、「すいせん」の方が肉厚でおいしそうに感じるのは気のせいかな?そんな事を思いながら野菜とお肉を鉄板の上にセットすると後は焼けるのを待つだけ〜。


かなり肉厚でおいそうなラム肉

後は焼けるのを待つだけ〜

 ラム肉がイイ焼け色になったら、競うようにお肉を取り合って(笑)全員で「いただきま〜す!!」。もちろん僕は生ビールでカンパ〜イ!。フェリーの上で、それもオープンデッキで飲むビールとジンギスカンは本当に最高〜!。本当にこれはクセになりそうです。


ちょうどイイ焼け色に

ジンギスカンとビールは最高の組み合わせ

 肉厚のラム肉をタレに浸けて食べると、とにかく美味しくってあっという間に2人前ラム肉と野菜は4人の胃袋の中へ。食べ終わると子供達の「かき氷食べた〜い」というので、特設屋台で売っているかき氷もお買いあげ〜。


ジンギスカンを前にシオリンもご機嫌〜

かき氷もオススメ

 ジンギスカンを食べてお腹イッパイ〜の後は、家族全員で船内散策に行ってみました。そこで見つけたのが「船内クイズ大会」の貼り紙。


船内クイズ大会の貼り紙
 今年から船内イベントがクイズ大会に変わったようで、参加料一人500円を支払って、船内に貼ってある10問のクイズに答えるという形式。全部正解すると抽選で新日本海フェリーオリジナルグッズがもらえると言う事なのです。でも500円の参加料はちょっとな〜、と思っていたら、ちゃんと船内の売店やレストランで使用出来る500円の金券をくれるので、結局はタダみたいなもの。

 そう分かったらもうやるしかありません。しかし・・・受付は1時半まで、となっていて現在の時間は既に2時過ぎ・・・その時マサキチが「僕が案内所で頼んでみる!」と言って案内所にいた事務長さんに頼んでみると、なんと気持ちよくOKしてくれたのでした。そんな事で急にクイズ大会をすることになり、売店で二人分の1,000円を払うと回答用紙と1,000円の金券を受け取りクイズ大会スタート。最初の問題は案内所前にある、苫小牧東港から敦賀までの距離の3択問題。これは「すいせん」の速度が時速約50kmで20時間掛かるので約1,000kmくらいかな〜、と思いながらも750kmとかなり悩み、自信が無いので案内所でヒントを求めると、「そんなに難しくないのにな〜」と言いながら分かりやすいヒントを教えてすぐに悩みは解決。


売店でもらう金券と解答用紙

案内所前にある1問目の問題

 その後は船内各所にある10問の問題を探して歩き、分からない時は案内所でヒントを出してもらい何とか10問全部の答えを記入。ちなみにそんなに難しい問題はなく、案内所でヒントを出してもらったのは3問ほどでした。


スポーツデッキの6問目

シアター前の9問目

 全問の答えを記入すると売店へ。売店のお姉さんが回答をチェッすると何とか全問正解出来ていました。全問正解だとお楽しみの抽選となります。箱の中からクジを引くと残念ながら2階ともハズレだったけど、新日本海フェリーの絵はがきをもらうことで出来たし、とっても楽しい時間を過ごすことが出来たのでクイズ大会に参加してみて本当にヨカッタ〜。
 クイズ大会で船内を歩き回って少しお腹が空いたので、船室に戻っておやつタイムにすることに。今回のおやつは、昨日小樽のウィングベイで買った六花亭のバターサンド。このバターサンドは何度食べても本当にウマイのです。


売店でお楽しみの抽選

今日のおやつは六花亭のバターサンド

 そんな豪華なおやつを食べると、ここで僕は敦賀到着後の運転と明日の仕事の事を考えて1時間ほど昼寝をすることに。そんな事で気持ちよく昼寝に入り、次に目覚めたのが4時半となっていました。ここで帰ってからお風呂に入らなくても良いように、と全員で大浴場へ。それほど混んでいなかった大浴場で汗を流すとお楽しみのディナータイムの時間。毎年最後の食事はフェリーのレストランで、と決めているのだけど、この時間になると「旅が終わってしまうのだな〜」と実感させられてしまうのも事実。さらに進行方向左側には福井県の越前岬も見えてきて、いよいよ船旅も終わりに近づいていることもそんな気分にさせている要因かもしれません。


進行方向右側に見えてきた福井県の海岸

すいせんのレストラン入り口

 レストランに入りお好みの料理をトレイに乗せて席に座ると、楽しいディナータイムの始まり〜。新潟航路だと全島満席の時はレストランも行列が出来るほど混雑するけど、この「すいせん」では全等級満席なのにレストランもそれほど混雑せず、ゆったりと食事が出来るのが本当にウレシイところなのです。そんな事で混雑していないレストランでノンビリと北海道旅行最後の食事を楽しんだのでした。


どの料理を食べようかな〜

楽しいディナータイムの始まり〜

 おいしい料理に満足したら腹ごなしに、とスポーツルームにあるエアホッケーで少し遊ぶことに。本当なら卓球をしたかったのだけど、予約が入っているので卓球はお預け。卓球の予約受付は朝8時からなので、来年は朝起きたらすぐに卓球の予約をしなくては!(笑)


エアホッケーで腹ごなし

卓球の受付は朝8時からでした。

 エアホッケーを楽しんで部屋に戻ると時間は早くも7時。あと1時間ほどで敦賀到着の時間です。ちょうど窓の外には曇っているから夕日は望めないものの、少しだけ雲が赤く染まる夕焼けを見ること出来ました。気がつくと波が少し出てきたようで、窓の下を見ると白波が立っています。しかしこれくらいの波ではほとんど「すいせん」は揺れることもなく、今回の航海も本当に快適そのものでした。


気がつくと波が少し出てきていました。

少しだけ赤く染まった夕焼け

 日が沈むと本当に敦賀港入港はすぐに迫ってきました。部屋にある荷物をまとめていると、「お部屋のカギを取りに伺います」と放送が入り、船員さんが各部屋を回って個室のカギを回収。この時点で時間は8時20分前。窓の外は完全に暗闇となり遠くに敦賀港の灯りが見えてきました。そんな敦賀の夜景を見ていたら8時ちょうどに「車両甲板を開放しました」とのアナウンスが。このアナウンスが入るといよいよ快適だった1等4人洋室を出る時間です。最後に忘れ物のチェックをすると、重い荷物を持って案内所前へ。案内所前は下船客でごった返しているかと思ったら、ほとんど混んでなくスムーズに車両甲板へ。


「すいせん」から見た敦賀の夜景

思ったよりすいている案内所前

 狭い階段を下りて車両甲板に行くと、あとはスロープがフェリーに接続されてクルマが動き出すのを待つだけ。車両甲板の後ろのゲートが開き、スロープが接続されたのが8時半ちょうど。我が家のミストラルの下船の順番が回ってきたのがそれから15分後。


開き始めた車両ゲート

1週間ぶりに本州上陸

 こうして1週間ぶりの本州上陸を果たし、とっても快適だった「すいせん」の船旅も終わりとなったのでした。
 今年で5年連続となる「すいせん」での復路の船旅。大浴場の洗い場が6個しかないのが弱点だけど、それ以外は新日本海フェリーの新造船と比べても全く遜色は無く、僕の一番のお気に入りのフェリーであるのは間違いありません。

おしまい

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