新日本海フェリー「すずらん」乗船記(06年8月19日)
10年目となる夏の北海道旅行の帰りの航路となるのは、毎年利用している新日本海フェリーの苫小牧→敦賀(直行便)航路。去年まではたまたま5年連続で「すいせん」だったけど、今年は「すずらん」となることに。去年までは家族4人なので1等洋室4人部屋でしたが、今年は二人旅なので奮発して特等ツインを予約。今までと違う船室で快適な船旅を過ごせることを期待し、札幌でディナーの後、恵庭や千歳を通り苫小牧東ICからは無料の日高道へ。真っ暗な日高道を10分ほど走り、厚真ICを降りるて少し走ると真っ暗の中に光り輝く「すずらん」を発見。乗船待ちの列に並ぶ前に「ずずらん」の写真を撮影するとフェリーターミナルへ。
![]() 暗闇に輝く敦賀行き「すずらん」 |
![]() 苫小牧東港フェリーターミナル |
フェリーターミナルに入ると、今日の乗船時間は徒歩客が11時で乗用車は11時半というかなり遅い時間。放送を聞いてみると「ずずらん」の入港が遅れた事により乗船も遅れているとのこと。でも乗用車の乗船開始が11時半で出航が11時50分と書いてあるけど、本当に20分足らずで乗用車の乗船が開始出来るの?と言うこと。そんな事を考えていたら、徒歩客の乗船が10時45分からに変更となりマサキチも乗船口の2階へ。そのまま乗船待ちの列に並び、11時50分に2階の乗船口から一足先に乗船。
マサキチを見送り一人ミストラルに戻ると、いつものように目の前に見えている「すずらん」の写真などを撮影しながら乗船を待つことに。
![]() マサキチが一足先に乗船 |
![]() 「すずらん」のカッコイイファンネル |
霧雨が降り出す中乗用車の乗船が始まったのが予定通りの11時半。しかし予想通り20分で乗船終わるはずもなく、さらに車高が高いクルマは昇降甲板を使っている関係で乗船は後回しとなるので日付が変わる12時になっても乗船出来ず外で待っている事に。外で待っていると、係員が乗船待ちのクルマの数をトランシーバーで船内の係員に報告すると、トランシーバーの向こうからは「まだそんなにあるの!」みたいな声も聞こえてきて、全てのクルマを乗せるのにかなり苦労している様子。これはまだ乗れそうにないな〜、と諦めて待っていたら、ようやく乗船の順番が来たのは0時15分。
![]() ようやく11時半に乗用車の乗船開始 |
![]() 0時15分にミストラルもスロープを上って乗船 |
スロープを上って乗船すると、すでに車両甲板は満車状態。その中をミストラルは昇降甲板入り口の坂道の前に無理矢理前向きに駐車。僕の数台後の残り3台は、バックのまま上がって車両ゲートの目の前に駐車しようやく全車の積み込みが完了。
![]() 昇降甲板入り口に前向きで駐車 |
![]() ギリギリまで詰め込まれたクルマ達 |
乗船したらいつもの冷蔵庫や着替えなどを持って、マサキチの待つ5階の特等ツインルームへ。「すいせん」とは色遣いの違う船内に見渡しながら3階の案内所前から豪華な階段を上り最上階の506号室の特等ツインルームに入ったのは0時半前となっていました。部屋に入ると専用のデッキは無いものの、部屋は広く敦賀までの船旅が快適に過ごせるでしょう。
![]() 案内所前の豪華な階段を上って5階へ |
![]() とっても快適そうな特等ツインルーム |
部屋に入るとすぐに部屋のお風呂で汗を流すことに。この「すずらん」は大浴場はあるのだけど、洗い場が6個しかないので乗船時は激混みとなるのが唯一の欠点なのです。でも特等なら部屋にお風呂があるので、大浴場に行かなくて済むのがウレシイところ。そんな事で部屋のお風呂で汗を流していたら、「すずらん」は定刻から40分遅れの0時30分に苫小牧東港と出航。出航すると徐々に遠くなる苫小牧を見ながら、お決まりのビールをグイ!ビールを飲みながら、終わってしまう北海道旅行を思い出し、感傷に浸りながら快適なベッドに横になったのは1時半となっていたのでした。
![]() 徐々に遠くなる苫小牧の灯り |
![]() お決まりのビールをグイ! |
8月20日(日)
とっても快適なベッドで気持ちよく眠ることが出来て、翌日起きたのは僕にしては本当に朝寝坊となる9時前。起きるとすぐに本当は8時から受付開始となる卓球の予約をしに案内所へ。案内所に行くと、まだ2時から1時間なら予約可能と言うことですぐに予約。さらに出航が40分遅れたけど、敦賀到着の時間は何時になるのか聞いてみたら、中国大陸に行ってしまった台風の吹き返しの風の影響があってまだ時間が読めません、とのこと。ただし定刻到着に向けて速力を上げて航行している様子。これは定刻に敦賀に到着するかも、と手応えを掴みながら、最上階のビデオシアターの前を通ると本日の上映映画が張り出されていました。子供用の映画は午後3時半からだけど、残念ながら上映するのは「すいせん」や他のフェリーで何度も見た「シャークテイル」
![]() 案内所で卓球の予約を |
![]() 今日の映画はシャークテイル |
部屋に戻ると札幌のセイコーマートで買ってきた朝食を食べることに。朝食のメニューは調理パンとビールとガラナ。
![]() 朝食のメニューはパンとビールとガラナ |
ビールとガブガブと飲んでパンを食べていると、時間は10時半を回り船内放送で「間もなく苫小牧に向かうすいせんと行き交います」 |
運良く右舷側を「すいせん」が通るので部屋から見ることが出来るはず。と部屋の窓から見ていると前方から近づいてくる「すいせん」を発見。お互いに高速船なので、あっという間に近づいて、すぐに見えなくなってしまいましたが、その間の時間は5分弱でした。
![]() 遠くに「すいせん」が見えてきた |
![]() 今年は乗れなかった「すいせん」を見送る |
「すいせん」を見送ると、ビールの眠気が急に襲ってきて僕はそのまま昼寝へ。僕が寝ている間にマサキチは一人で船内探検へ。そんな快適な昼寝は1時間以上も続き、次に目覚めたのは1時前となっていました。
![]() ゆっくりと昼寝中の私 |
![]() 船内探検中のマサキチ |
昼寝から目覚めると部屋にてランチタイム。ランチタイムのメニューはカップラーメンとガラナ。オープンデッキでジンギスカンが営業中なら、ジンギスカンに絶対に行くところだけどやっていないなら仕方ありません。そんな事で部屋でカップラーメンを食べていると、ちょうど部屋のテレビでは夏の甲子園の決勝が始まりました。部屋のテレビはBSも映るから最後まできれいな画像で見えるはず。
![]() ランチのメニューはカップラーメンとガラナ |
![]() 1時に甲子園の決勝が開始 |
甲子園の決勝に釘付けになっていたら時間は2時。そういえば2時に卓球の予約をしていたっけ、と言うことで案内所に行くと、保証金の200円を払いラケットとボールを貸してもらうことに。借りたラケットとボールを持って、4階のスポーツルームへ。誰もいないスポーツルームで二人だけの卓球開会の開始〜。
![]() 案内所でラケットを借りて |
![]() 誰もいないスポーツルームで卓球大会 |
フェリーがほとんど揺れないので、地上でやっているのと同じ感覚で卓球を楽しみ1時間後には汗だくに。この卓球は1時間で僅か200円という安い金額で楽しめるので、かなりオススメと思います。卓球に満足するとそのままマサキチと船内散策をしてみました。この「すずらん」も「すいせん」と同様に、新潟航路の「らいらっく」や「ゆうかり」よりも定員が300名以上少ないので、満員状態でもパブリックスペースに人が溢れていないのです。さらに部屋の配置や船内の雰囲気など、やっぱり「すいせん」「すずらん」は僕の一番のお気に入りのフェリーであるのは間違いありません。
![]() 後部のオープンデッキとジャグジー |
![]() 案内所横にある売店 |
![]() 3階最前部にあるフォワードサロン |
![]() 青空の下を進むすずらん |
![]() 4階レストラン横のプロムナード |
![]() 案内所前の吹き抜けの階段 |
船内散策が終わって部屋に戻ると、高校野球の決勝は延長戦に突入していました。その延長戦が15回で引き分けとなり、再試合が決まると時間は早くも5時前に。ここで慌てて閉まってしまう前の大浴場へ。かなり混んでいるかな、と心配していたけどそれほどでも無かった大浴場で、海を見ながら気持ちよく汗を流すと、この旅行で最後のお楽しみとなるディナータイム。
![]() 3階にある大浴場の入り口 |
![]() 大浴場は18時まで |
5時過ぎにレストランに行くと、まだ時間が早いので待つことも無く、入り口で料金(大人1,600円、子供800円)を支払います。この「すずらん」のレストランも「らいらっく」と同様に夕食はバイキング形式なので、トレイを取るとあとは好きな料理を好きなだけお皿に盛っていく方式。行きのらいらっくとは違う品揃えの料理をたくさんお皿に盛ると、最後に係員さんが空席に案内してくれました。
![]() 5時過ぎに4階のレストランへ |
![]() 「すずらん」も夕食はバイキング形式 |
二人用の席に座りいただきま〜す!「らいらっく」は中華メニューが充実していたのに対し、「すずらん」は揚げ物やお肉類が多かったような気がします。味は僕らが十分満足するレベルで、僕らにとっては本当に満足〜なのです。最後にデザートのアイスも食べて本当にお腹イッパイ!!
![]() これが今日の二人の夕食 |
![]() ご馳走を前にニッコリ〜のマサキチ |
夕食に満足して部屋に戻ると時間は6時。ちょうど西の空には夕日がゆっくりと沈もうとしている太陽が。今回の航海は途中までそれほど天気が良くなかったから、夕日はあまり期待はしていなかったけど、この太陽を見るとかなり綺麗な夕日が見られるかもしれません。そんな美しい夕日の光線が部屋まで射し込み何ともいえない雰囲気に。
![]() これから沈もうとする夕日 |
![]() 部屋に夕日の光が射し込む |
そんな夕日のショーを見ていると、本当に楽しかった北海道旅行が終わってしまうのだな〜、としんみりとした気持ちに。そんな気持ちになりながら部屋の窓から夕日を見ていたら、最後に真っ赤に輝いて夕日は海に沈んでいったのでした。
![]() 部屋の窓から夕日のショーを楽しむ |
![]() 夕日が一番輝いた瞬間 |
夕日が沈むと時間は6時半過ぎ。この時間になると前方左側には福井県の越前岬が目の前に見えています。本当に敦賀は目の前という感じになってきて、とにかく気分はブルーに・・・そんな気分を慰めてくれるように綺麗な夕焼けも見ることが出来ました。
![]() 前方左側に見えてきた越前岬 |
![]() 美しい夕焼け |
外が完全に暗くなると時間は7時過ぎ。最後に部屋でマサキチとゲームを楽しんでいると、船内放送では下船の案内の放送などが始まり、8時前には部屋のカギの回収に係員さんが部屋に来てくれました。その頃になると窓の外には敦賀の灯りも見えてきました。
![]() 最後に部屋でマサキチとゲームを楽しむ |
![]() 窓の外には敦賀の灯りが |
窓の外の敦賀の灯りが大きくなる頃時間は8時20分となり「車両甲板を開放しました」との放送が入り、乗用車と同乗者の下船が開始。ミストラルを駐車した場所が入り口のすぐそばなので、早めにクルマに行っていこうと下船開始となると荷物をまとめて、とっても快適だった特等ツインルームを後にすることに。かなり混雑している案内所前から、車両甲板入り口で係員さんに下船券を渡し狭い階段を下りて2階の車両甲板へ。
![]() かなり混雑している案内所前 |
![]() 下船待ちの列に並んで車両甲板へ |
2階の車両甲板に入ると、ム〜っ!!とする暑さに閉口しながら荷物を積み込み、車両ゲートが開くのを待つことに。ちょうど昇降甲板のスロープに上がると、車両ゲートが開くのが見えるので、マサキチと二人で見ていたら、定刻の8時半に車両ゲートが開きその数分後に車両用のスロープが「すずらん」に接続が完了。
![]() マサキチとスロープに上って接岸風景を見学 |
![]() 定刻に開き始めたゲート |
接続するとすぐに1番目のクルマが下船を開始。それから5分ほどで僕らのミストラルも下船の順番へ。車両甲板の中で方向変換し、無事にスロープを降りて1週間ぶりの本州へ上陸。こうして僕にとって一番のお気に入りである「すずらん」の船旅は、期待以上の快適な船旅の思い出を残して終わったのでした。
おしまい