新日本海フェリー「らいらっく」乗船記(2007年8月)
はじめに
2007年往路の北海道行きのフェリーは予約開始時は舞鶴便の1等4人部屋でした。しかし舞鶴では自宅から遠いので、敦賀便の方が良いな、と思っていた矢先に敦賀便の1等のキャンセルをゲット。これで今年の予約は確定、と思っていたけど、今年から新日本海フェリーの料金が改定となり、お盆の10日間が驚くほど値上げされてしまっていて、往路の敦賀便の1等大人4人と5m未満のクルマの料金を合わせると12万円にもなってしまうのです。これはかなり痛い、と思っていたところで、出発の日は夜10時過ぎの出発にしたい、との家族の要望があり、出発2週間前に新潟便への変更を決意。しかし乗船希望日はお盆の北行きのピークの日。当然新潟便は全等級満席。それでも辛抱強く新日本海フェリーの空席情報をチェックして、2等寝台の空席が出来るたびに電話をし続け、1週間かかってようやく4人分の2等寝台の席をゲット。本当は個室にしたかったのだけど、個室のキャンセルは全く出なかったので仕方ありません。でもこの変更により往路のフェリー料金は61,000円となって、一度は支払った12万円のうち約6万円が返金されてきたのでした。
8月11日(土)
金曜日の晩に自宅を出て上信越道のみどり湖PAで仮眠。みどり湖を3時過ぎに出発し長野、直江津を経て新潟に到着したのは7時過ぎ。今回も新日本海フェリー東京予約センターで乗船券を事前に発行してあるので、それほど早く新潟港に着く必要がないので、新潟市内のマックでゆっくりと朝食を食べてから新潟港のフェリーターミナルへ到着したのは8時半前。今日の乗船時間は乗用車、旅客ともに9時ちょうど。今回は2等寝台を利用しますが、新日本海フェリーの2等寝台はフェリーの案内所で席の指定を受けるから、あまり遅く乗船すると家族4人がバラバラとなってしまう可能性があるのがツライところ。
![]() 今日の乗船時間は旅客・乗用車ともに9時 |
今日の乗船時間は乗用車、旅客ともに9時ちょうど。今回は2等寝台を利用しますが、新日本海フェリーの2等寝台はフェリーの案内所で席の指定を受けるから、あまり遅く乗船すると家族4人がバラバラとなってしまう可能性があるのがツライところ。 |
それなのでなるべく早く乗船した方が良いのでは、と考えて僕以外の3人は8時半頃から乗船待ちの列に並んでもらうことに。9時15分ほど前に乗船待ちの列に並び、9時ちょうどに家族3人が先に「らいらっく」に乗船。乗船して少ししてから携帯で確認すると、無事に四人同じ区画に指定されたとのこと。ドライバーは乗船が別になるけど、案内所でドライバーの名前を言うと、名簿を確認の上でドライバー分も席の指定をしてくれたそうです。
![]() 去年に続き乗船する「らいらっく」 |
![]() 乗船待ちの乗客の列 |
先に乗船した家族を見送ると、「らいらっく」の前方に回って写真を撮影したりしていたら、9時半にセレナの乗船の順番に。前の車に続いて乗船口に行って、係員に乗船券を切り取ってもらってからスロープを昇りC甲板へ乗船。車両甲板にセレナを駐車し、初めて行く2等寝台の部屋へ。案内所で先に乗船したKeikoさんに確認すると、僕等の区画は一番船首にある部屋の一番手前の区画でした。らいらっくの2等寝台は4人一区画が一部屋に6個ある24人部屋。一応一区画を独占出来るので、いつものクーラーボックスを持ち込み、ベッドの横に荷物棚に置くとすぐにお楽しみの大浴場へ。ここのサウナで気持ちよく汗を流すと部屋に戻って、ベッドの上でいつものようにビールをグイっ!!
![]() 9時半前にセレナが乗船 |
![]() 2等寝台のベッドでビールをグイっ!! |
ビールを飲み終わった頃、蛍の光が流れ「らいらっく」は定刻より10分ほど遅れて新潟港を出港。出港風景を見た後に売店に行くと、今年も北海道キャンピングガイドを発見。今年もらいらっくの売店で売っていれば買うつもりだったので、サッポロクラシックを一緒にお買い上げ〜。
![]() 定刻から10分遅れで新潟港を出港 |
![]() 売店で買ったキャンピングガイド |
部屋に戻ってもう一本ビールを飲むと時間は11時半に。そろそろランチタイム〜と言う事で「らいらっく」のレストランへ。今回は2等寝台に乗船なので、特別に2食ともにレストランで食べる事に決めていたのです。そんな事で「らいらっく」のレストランに行くと、去年までのバイキングではなくカフェテリア方式に変わっていました。バイキングを期待していたので、ちょっとがっかりしながらも、それぞれ食べたいものをトレーに取ると、昼食時は空いている席へ。もちろん僕は生ビールも合わせて注文し、お楽しみランチタイムの始まり〜となったのでした。
![]() らいらっくのレストランでランチイタイム |
![]() もちろんランチも生ビール! |
バイキングではないけど、カツカレーはボリュームもあって美味しかったし、マサキチが食べたラーメンセットも思った以上に美味しくて、結果的にバイキングより安く済んだから結果的にはカフェテリアの方が良かったのかもしれません。そんな事でランチに満足すると、次は腹ごなしにエアホッケーをすることに。ここで大人対子供の対戦で盛り上がり、大いに遊んだらカフェテリアでコーヒータイムへ。
![]() 大人対子供の対戦中 |
![]() カフェテリアでコーヒータイム |
ゆっくりとコーヒータイムを楽しむと次は全員で船内探検へ。何度も「らいらっく」には乗っているけど、やっぱり船内探検は何度やっても本当に楽しいもの。
![]() 3階の案内所 |
![]() 高級感のあるグリル入り口 |
![]() 今年はジンギスカンの営業があった船尾のオープンデッキ |
![]() まっすぐに伸びる「らいらっく」の軌跡 |
![]() 4階の船首にあるフォワードサロン |
![]() 青空の下を進む「らいらっく」 |
![]() 粟島沖を12時半頃に通過中 |
![]() 4階の船尾側にある売店 |
一通りの船内探検が終わると、ほとんど徹夜でクルマを運転してきた疲れがどっと出て、2等寝台のベッドでお休み〜となったのでした。ベッドに入るとすぐに眠りに就き、目が覚めたのは6時ちょっと前。今日の日の入りは6時44分と放送があったので、6時過ぎに4階の左舷側のデッキに行くと、太陽が赤く染まって水平線のすぐ上にある姿が。さらに夕陽の上には雲が広がっているから、夕陽の後に素晴らしい夕焼けも見えるかも。これは寝ている子供達を起こして一緒に夕陽を見よう!ということに。4人揃ってデッキに出ると、太陽は真っ赤に染まりながら水平線へ。この素晴らしい光景には言葉を忘れてただ夕陽を見ていたほど。
![]() 真っ赤に染まりながら沈んでいく太陽 |
![]() 水平線に沈む前に丸い太陽の姿が |
しかし本当に素晴らしかったのはこの後の夕焼けだったのです。夕陽が沈むとデッキにいた人達は船内に入って行ったけど、僕等は夕焼けに期待して待っていたら、僕等の期待以上に空の雲は真っ赤に染まり、空全体が本当に真っ赤!!こんな素晴らしい夕焼けを見たのは初めてで、とにかくひたすら空を見上げていたのでした。
![]() 空全体が真っ赤に染まった夕焼け |
素晴らしい夕陽に感動していたら時間は7時過ぎ。ここでちょっと遅いけどレストランへ。4階のレストランの前まで行くと、ちょうど同じフェリーに乗っている、やっこさん、KAZUさんファミリーと遭遇。やっこさんKAZUさんファミリーとは復路のフェリーも同じなので、「帰りも会いましょう〜」と言ってお別れすると、お楽しみのディナータイムへ。もちろんディナーでも生ビールを注文すると、時間が遅いから空いているレストランでゆったりとディナータイムを楽しむと時間は8時前に。ここで「新潟に向かうゆうかりとすれ違います」との放送が入ったので左舷側のデッキへ。するとライトアップしたゆうかりと見ることが出来たけど、気合を入れて撮影した写真がボケボケでがっかり〜だったのでした。
![]() 7時過ぎに行くと空いているレストラン |
![]() 新潟に向かうゆうかり |
ゆうかりを見て部屋に戻ると時間は9時前に。ここで明日は3時半起床なので、早めに就寝することに。ただ昼寝もしちゃったし、通路を歩く人の足音が気になってなかなか寝付かれず、結局寝付くことが出来たのは、フェリー自体が消灯となる10時過ぎとなったのでした。
8月12日(日)
この航路に乗るといつも思うことだけど、3時半に「皆様おはようございます」と言うのは変だよな〜、と思いながら2等寝台のベッドで起床。かなり混雑している洗面所で顔を洗い歯を磨き、デッキに出てみると小樽の灯りが間近に迫ってきていました。部屋に戻って下船の準備をしていると、定刻の5分ほど前の4時25分に「車両甲板を開放しました」との放送が入ったので、荷物を持って案内所前の下船口へ。かなり混雑している案内所前から狭い階段を下りると車両甲板へ。
![]() 近くに迫ってきた小樽の灯り |
![]() かなり混雑している案内所前 |
「らいらっく」は定刻の4時半に小樽港に接岸。ただセレナを止めたのが、かなり後ろだったので、我が家が1年ぶりに北海道へ上陸したのはそれから30分後の5時ちょうど。
![]() 5時ちょうどに北海道に上陸 |
![]() 小樽フェリーターミナル |
こうして初の家族4人での2等寝台を使った船旅は、思ったよりも快適な思い出を残して無事に終了。終わってみて思うのは、個室でなくても中学生くらいに大きくなった子供達と一緒であれば、十分快適に過ごせるということ。2等寝台にして安くなった分を、フェリーの中での食費に使うとか、北海道での食費に使うなどに使えば有効であると思います。ただ2等寝台だと、窓がなく昼間なのか夜なのか分からないのがツライところ。混雑していない時期なら、パブリックスペースが空いているからイイのだけど、全等級満席だとゆっくりと過ごすところは自分の席しかないから、2等寝台の席にずっ〜といると穴ぐらの中にいるような感覚になってしまうのです。それを上手く乗り切れれば2等寝台でも十分と言っていいと思います。
おしまい