2年ぶりのロングツーリングin開田高原(05年6月)

序章

 2年前のGWの九州ロングツーリングに行って以来、ほとんど乗っていなかったXJR1200。それでも何とか4月に車検を通すと、そろそろ本格的なツーリングに行ってみたいな〜、と思っていました。6月に入ってカヌーシーズンも一段落。そんな中梅雨入りしたけど、今週末は天気が良さそう。大井川で「清流を取り戻そう」と言うシンポジウムがあって、それを聞きがてら大井川カヌーツーリングをしようかな〜、と思っていたけどバイクにも乗りたい、と悩んでいたら、金曜日の晩にバイク仲間のこうへいさんからタイミング良く電話がって、いきなりバイクツーリングをすることに決定!集合時間は朝6時(早!)。集合場所は近くの駅と言う約束をして、約2年ぶりのロングツーリングにウキウキしながら当日を迎えたのでした。

6月18日(土)

 朝5時すぎに目覚めると天気は曇り。今日は晴れになるのにおかしいな〜、と思いながら、暑くなりそうだけど念の為に、革パン(バイク用の革のズボン)やブーツを履いて自宅を出発。お約束の6時ちょっと過ぎに待ち合わせ場所に到着すると、こうへいさんはすでに到着済み。今日の行き先はまだ決まっていないけど、とりあえずいつもの通り津具グリーンパークに向かってLet's Go!と言うことですぐに出発。でも二人とも朝食を食べていないので、三ヶ日から鳳来を抜けた所にあるコンビニでまずは腹ごしらえ〜、なのです。二人とも朝からオニギリとカップラーメンをコンビニの駐車場へガツガツ。バイクでツーリングに行くと、こんな事が全く恥ずかしくないのが不思議なところ。


朝6時に近所の駅に集合

朝からコンビニの駐車場でカップラーメン(笑)

 お腹もイッパイになった所で、コンビニを出発し津具グリーンパークを目指します。この時間だとまだクルマの通行量が少なく、津具に向かうR257でも気持ちの良いワインディングを自分のペースで走ることが出来るのがウレシイところ。設楽までR257を快調に走り、設楽を過ぎたら県道へ。この県道もかなり気持ちの良い山道(クルマだとツライ道も、オートバイなら最高に楽しいのです。)で、XJR1200の太いトルクに酔いながら快調に飛ばし、あっという間に津具グリーンパークへ到着。心配していたタイヤのグリップも、今まで走った山道で全く問題ないので、信頼してバイクを傾けても大丈夫そうです。


津具グリーンパークには8時に到着
 津具グリーンパークに到着したのが8時ちょうど。ここで初めて今日行く場所を二人で相談。朝曇っていた空も、この頃から快晴に変わり今日は絶好のバイクツーリング日和。折角だからちょっと遠くに行こう!とまずは開田高原でおそばを食べることに決定。津具からは県道で根羽へ出て、根羽からR153で昼神温泉へ。ここからはR256で南木曾へ。南木曽からはR19で木曽福島へ行くことに。

 津具グリーンパークを出発したのは8時半。予定通り県道を根羽まで走って、根羽からR153へ。この道はミストラルでも常にかなりのハイペースで飛ばすことが出来る素晴らしい国道なので、XJR1200ならその快適は倍増されるのです。直線の長〜い上りも、僕の体重を含めてわずか300kgしかないのに1200ccもの排気量があるので全くストレスを感じることはなく、登坂車線でのクルマの追い抜きもラクラク〜。そんな事でかなりのハイペースで治部坂高原を通過。そのまま峠を駆け下りR153を別れを告げてR256へ。ここで愛知ナンバーのバイクの集団に追いつきここでペースダウン。目を三角(笑)にして走るのも楽しいけど、こうやってノンビリと山の中を走るのもまた楽しいもの。空を見上げると気持ちの良い青空で、今日は本当にバイクにしてヨカッタ〜。


昼神温泉付近でバイクの集団に追いつく

青空が気持ちイイ〜

 昼神温泉を通過するとR256は清内路峠に向けての山道へ。そんな山道を前のバイクの集団と共に、比較的緩やかなペースに乗って走ると、新しく出来た清内路トンネルへ。このトンネルが長くて寒い〜(笑)。トンネルの入り口で90度近くあった油温が、トンネルを出るときは5度くらい下がってました。峠を過ぎると南木曽までは下りが続き、観光客で賑わう妻籠の宿を過ぎるとR19へ。R19に入るとクルマの後ろを60km程度で走るようになるので眠気に注意なのです。


清内路峠に向けた登りを進む

R19は眠気に注意〜

 眠気と戦いながら(笑)何とかR19を木曽福島まで走り、ここで自宅から約200km走ったので給油をすることに。このXJRのタンクは22リットルで、約300kmは走ることが出来るけど、早め早めの給油はツーリングの基本なのです。自宅から走った距離が196kmで、入ったガソリンは13.3L。燃費は14.7km/Lでした。


木曽福島のGSで給油

自宅から木曽福島まで約200km

 木曽福島からはR361に入って、長くて寒いトンネルを抜けると目的地の開田高原へ。時間はまだ10時過ぎになので、せっかくだからと地蔵峠の展望台に行ってみることに。開田高原から細いR361の旧道に入ると、すぐに道は1車線から1.5車線のヘアピンの連続する区間となります。対向車もほとんどないし、心持ペースを上げて気持ちよく走っていたら、来てはイケナイ瞬間が訪れてしまいました。右ヘアピンカーブを曲がり、バンクさせた状態のまま、体重をリヤにかけてこれからアクセンオン!という一番大事な瞬間、フロントタイヤがいとも簡単にス〜っと流れ、地面が徐々に近くに迫ってきて・・・

 まるでレースのオンボードカメラの転倒シーンそのものを見ているみたい。気がつくとバイクは転倒し、僕は路面に投げ出されていたのでした。倒れたバイクから先ほど満タンにしたガソリンが漏れ出しイヤな感じ。すぐにこうへいさんに手伝ってもらってバイクを起こそうとしたけど、これが重いのなんのって!さらに悪いことに足元には、バイクからもれたガソリンが流れ出していて、かなり滑りやすくて踏ん張ることも出来ない。本当に仲間と一緒でヨカッタ〜。と思いながら何とかバイクを起こして道端に移動。

 こうへいさんに「体は大丈夫?」と言われて初めて自分の体を見てみると、上半身は腕に擦り傷と右手の小指の皮がムケた程度。下半身を見てみると、念のために履いてきた革パンに膝あたりが大きく傷ついています。僕の履いていた革パンの膝には、頑丈なパットも入っていたので、かなりの衝撃が膝を襲ったはずなのに膝は全くの無傷。本当に革パンが膝を守ってくれた事を改めて実感したのでした。バイクの損傷具合を見ると、ブレーキレバーとペダルは曲がってはいるものの何とか走行は可能。マフラーのサイレンサーがかなり傷ついたけど、これは仕方ないでしょう。エンジンを掛けたら元気よく目覚めてくれたので、何とかこのまま走ることは出来そうと一安心。


膝をケガから守ってくれた革パン

大きく曲がったブレーキペダル

 気を取り直して転倒現場を出発し、向かったのが開田高原の「ふもと屋」と言うお蕎麦屋さん。ここは前からこうへいさんが目をつけていたそうなのです。転倒現場から恐る恐るバイクを走らせ、ふもと屋さんに到着したのは11時ちょうど。ちょうど店員さんが営業中の看板を出した所で、本当によいタイミング。このふもと屋さんは、旅館も一緒にやっているようで、由緒正しい田舎の旅館みたいな雰囲気で食べる前からかなりの好印象なのです。「おそばを食べるお客様も旅館の玄関からどうぞ〜」、と書いてあるので、その通りに玄関でブーツを脱いで建物内に上がると、外観から想像した通りの雰囲気に思わずニッコリ〜なのです。


開田高原蕎麦処ふもと屋さん

想像通りだった建物内
 迷路のような通路を通って食堂へ。座敷となっている食堂の席に座ってメニューを見てビックリ!なんとライダーとチャリダー優遇制度と言うのがあって、普通のざるそば(1,150円)の料金で、ライダーとチャリダーは大盛り(普通は+500円!)にしてくるというのです。こんな優遇制度なんて見たのは初めてで、ライダーでヨカッタ〜(笑)。これを見た以上は大盛りを頼むかありません。そんなことで二人とも大ざるをご注文〜。

 注文してまず出てきたのが、「わさびはこの場で擦って下さいね〜(笑)」、とばかりに出てきた生わさび。このわさびを擦っていると、なんとも言えないイイ香りが!このわさびをツユに入れて、蕎麦を食べたら旨いだろうな〜。と思っていたところで、ちょうど良いタイミングでお待ちかねのお蕎麦が登場〜。さすが大ざるだけあって、3枚重ねになっていて見た目にもスゴイ!


自分で擦って食べる生わさび

3枚重ねの大ざる

バイクがたくさん〜の駐車場
 わくわくしながら、蕎麦をツユにつけて一口食べたら風味があって本当にウマイ!!あっと言う間に3枚をペロっ!と平らげ、最後に蕎麦湯を飲んで本当に大満足。気がつくと最初は誰もいなかった食堂はいつの間にか満員に。これだけおいしくて、サービスが良ければ混むのは当たり前。外に出ると駐車場も満車状態だったけど、ライダー優遇制度もあってバイクの数が多いのが印象的でした。

 お腹がイッパイになったら次は温泉〜。と言うことで地図を見て見つけたのが木曽温泉。ここは雄大な御岳を見ながらお風呂に入れるらしい、と言うことで次の目的地は木曽温泉に決定。


雄大な御岳をバックに
 開田高原から高山方面に向かって走り出すと、雄大な御岳が見えてきて思わず道端にとまって記念撮影開始〜。残念ながら山頂は雲に覆われていたけど、まだ雪の残る御岳を拝むことが出来てかなりの満足であることは言うまでもありません。

 御岳の姿に満足し木曽温泉に向けてバイクを走らすと、開田高原から15分ほどで木曽温泉の一軒宿「ホテル木曽温泉」に到着。受付で500円を払うとお楽しみの大浴場へ。ホテルの規模の割にはちょっと小さめの大浴場に入ると、お湯は茶色かかっていて中々イイ雰囲気なのです。時間がお昼過ぎと言うこともあって、ほとんど貸切の大浴場でノンビリしていると本当に気分は最高〜。やっぱりツーリングに温泉は欠かせないもののようです。


木曽温泉の一軒宿「ホテル木曽温泉」

茶色かかった木曽温泉の湯

かなり良かった猿橋渓谷
 温泉に入ってリフレッシュ〜!したら、後は帰るだけ。木曽温泉からR19に向かって走り出すと、期待していなかった猿橋渓谷が予想以上に素晴らしくてちょっとトクした気分。ここで渓谷鑑賞をしてから、三岳村の中心部を通り王滝川沿いを軽快に飛ばしてR19へ。ここから先は南木曽まで眠気に注意(笑)しながら走り、南木曽からはR256で昼神温泉へ。

 昼間だと言うのにR256の清内路峠は先行するクルマもなく、快調なペースで清内路峠へ。でもさすがに道幅の狭い右ヘアピンは、前輪がス〜っと持っていかれそうでかなりコワイ・・・そんな恐怖とも戦いながら峠を越えて、休憩もせずにそのままひた走ります。昼神温泉を抜けてR153へ入ってもそのまま走り続け、そろそろ疲れてきた〜と思って、クルマの後をダラダラ〜と走っていたら、道端に隠れている白バイを発見。気合入れて走っていたら、捕まっていたかも・・・と冷や汗を拭きながら(笑)、R153とは根羽で別れて行きと同じルートを走って津具グリーンパークへ。この時点で時間は4時。昼食から4時間が経過してお腹が減ってきたと思ったら、ちょうど良い事にカップラーメンの自販機を発見。朝はカップラーメン、昼はお蕎麦、さらにおやつはカップラーメンか〜(笑)、などと悩むこともなくベンチに座ってカップラーメンをズルズル〜。


帰りだからバイクは向こうに向けて(笑)

今日のオヤツはカップラーメン(笑)

 ちょうど良くお腹がイッパイになって、しゃべり疲れた所でようやく重い腰を上げて津具を出発。ここから先も朝来た道を順調に走って、自宅に到着したのは6時ちょうど。自宅近くのセルフのスタンドで給油した時の走行距離は243km。給油したガソリンは16.7Lなので燃費は14.5km/Lとほぼ行きと同じ結果でした。

本日の走行データ

走行距離 給油量 トータル燃費
439km 30L 14.6km/L

2年ぶりのロングツーリングを振り返って

 約2年ぶりに走ったロングツーリング。途中からバイクとの一体感を味わえるようになってきて、やっぱりバイクは良いな〜、と感じさせらる楽しい一日となりました。しかし数年ぶりの転倒を喫し、バイクの怖さも再認識。この転倒を単に運が悪い、と済まさずに、これからの教訓にしていく必要を痛感しています。特に服装を含めた装備の重要性は痛いほど感じています。カヌーもオートバイも、しっかりとした装備をしていれば防ぐことが出来た、と反省することのないように、しっかりと準備して、これからも末永く遊んでいきたいと思っています。ちなみに壊れたパーツは、これから中古パーツを探して自分で直していくつもりです。自分で直せば、さらにバイクへの愛情が深くなるのは間違いありませんから。

おしまい

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