2007年GW後半 南紀バイクツーリング
第一部
はじめに
毎年GWは家族全員でキャンプに行っていて、ここ数年は南紀に行っていました。しかし子供たちの部活も休めなくなってきた事もあって、今年のGW後半は超久々にバイクでキャンプツーリングに行くことに決定。いつものMTB仲間のトツカさんが250ccのバイクを去年の秋に買ったこともあり、今回はトツカさんと二人で行くことに。さらに友人ファミリーが去年我が家がお世話になって、とってもお気に入りになった日置川にあるオートパークひきがわにキャンプするというので、ここで一緒にキャンプをさせてもらうことに。今回のツーリングの主な予定は、往復伊勢湾フェリーを使用し、一日目は鳥羽から和歌山まで走り、和歌山ラーメンを食べ歩いてから、紀伊半島を南下して日置川へ。二日目は日置川から高野龍神スカイラインを走り、十津川の大つり橋を渡って日置川へ。最終日は潮岬から太地に行って、くじらを食べてから鳥羽へ。3時くらいのフェリーに乗って夕方には自宅に帰ろうというもの。XJR1200は車検も通し、タイヤも新品なのでコンディションは最高のはず。こんな状況の中で当日を迎えたのでした。
5月2日(水)
朝6時に近くのコンビニで待ち合わせをして6時過ぎに出発。天気予報では早朝から晴れてくるはずなのに、空は雲がかかり何か暗い感じ。さらに走り出すと思った以上に寒く、念のために着てきたフリースがなければ寒くて耐えられないほど。そんな中、とってもかったるい伊良湖までの約70kmの道のりを、クルマの後ろを走っていくと、7時過ぎにようやく伊良湖のフェリー乗り場に到着。到着すると乗船待ちのバイクが既に7台ほどとまっていました。この程度なら十分7時50分の始発のフェリーに乗ることが出来そう。すぐにチケットを買いに行くと、7時50分のフェリーはキリの状況確認中とのこと。それでも外は晴れてきているから、出港してくれるでしょう。
![]() 7時過ぎに伊良湖フェリー乗り場に到着 |
![]() 受付で往復チケットを購入 |
チケットを購入して数分待つとすぐに乗船が開始。バイクは一番先に乗船となるので、出港30分くらい前にはバイクに戻っていることが必要のようです。チケットを係員に渡すと、バイクでは約4年ぶりとなるフェリーに乗船。乗船してバイクが係員によってストラップで固定されるのを見てから、車両甲板の上の階にある客室へ。客室で席を確保してのんびりとしていると、鳥羽行きフェリーは定刻に伊良湖を出港。出港しても今日はほとんど海は凪ぎ状態なので、伊勢湾フェリー名物(笑)の揺れはほとんど感じることはありません。なんか物足りない〜(笑)と思っていたら、「本船右側にイルカが見えますので、是非ご覧下さい」との放送が。もちろんこの放送を聞いて、右側デッキに出てみると、確かにイルカの群れがフェリーの近くを泳いでいるのを発見。
![]() 定刻にフェリーは伊良湖を出港 |
![]() フェリーの近くを泳ぐイルカの群れ |
まさか伊勢湾フェリーでイルカが見られるなんて、と喜んでいたら、あっという間にフェリーは鳥羽港へ。鳥羽港へ入港すると、一番最後にバイクは下船となるので、クルマの下船終了を待ってからようやく鳥羽へ上陸。今日の主な目的は和歌山ラーメン食べ歩きなので、鳥羽からは鳥羽二見ライン、伊勢道を走り勢和多気ICへ。ここからはR368通称和歌山街道を走って飯高へ。くどいようだけど、今日の予報は朝から晴れるはずだったのに、鳥羽から走り始めても晴れ間はなくどんよりとした曇り空なのです。さらに飯高に到着すると、これから走る方向の山々には黒く厚い雲で覆われているのです。
![]() 近くに見えてきた鳥羽水族館 |
![]() どんよりとした雲の下の道の駅飯高 |
飯高からはR166となった和歌山街道をひたすら西に向けて走っていきます。この国道はバイクで走るには最高の道で、ライダーに人気があるらしいのだけど、今日は路面が中途半端に濡れているし、空を見ると今にも泣き出しそうだし、さらに目の前にはパトカーが走っているし・・・と、とてもじゃないけど楽しめる雰囲気ではないのです。さらに気温は13度の表示もあるほど寒く、とにかく早く和歌山に着かないかな〜、と思いながら走っているだけに。そんなR166から県道16号に入り、途中不親切な道路標示に混乱しながらもR169へ。ここからはほとんど街中をひたすら我慢しながら和歌山まで約70kmほどを走っていくことに。
![]() 和歌山手前のセルフのスタンドで給油 |
ただここまで来るとようやく予報通り晴れてきて、バイクで走っていてちょうど良い気温になってきました。そんな中、五條、橋本と順調に走り、途中のセルフのスタンドで給油(走行距離270km、17L給油、燃費15.9km/L)。給油後も渋滞もなく順調に走り、和歌山市内に入ったのが1時過ぎ。和歌山に着いたらもちろん行くのはラーメン屋。まずはトツカさん一押しの和歌山駅近くの「のぶちゃん」と言うお店へ。 |
かなり迷いながらようやく到着すると残念ながら定休日・・・かなり残念だけどこればかりは仕方ないので、気を取り直して向かったのが観光客に人気のある「井出商店」。ここは去年の12月に来たときに、寄って見たかったけど既に3軒回っているから、満腹で寄れなかった思い出のあるお店。それなので今回行くのを楽しみにしていたのでした。そんな事でこちらはほとんど迷わずに、お店の前に到着すると、予想はしていたけど、お店の前には20人ほどの行列が。ただラーメンなので回転は早く10分ほど待つと席に案内されて待つこと数分で待望の中華そば(500円)が目の前に。見た目は去年の12月にあまりの美味しさに感激した、同じ和歌山の「丸三」の中華そばと似ている感じ。かなり期待しながらスープを飲むと、たしかに美味しいけど、去年の12月に感激したような感動がないのです。
![]() 行列が出来ている井出商店 |
![]() 井出商店の中華そば500円 |
何か違うな〜と感じながらもスープまで飲み干すと井出商店を後にして、次に向かったのが井出商店からすぐ近くにある「丸楽」。しかし残念ながらこちらも定休日・・・仕方ないから次に行ったのが、こちらもトツカさんの事前調査で評価が高かった「山為食堂」。こちらは和歌山城に近い場所にあって、一見するとラーメン屋とは思えない店構え。ちょっと戸惑いながらお店入って注文したのが中華そば(700円)。このお店はラーメンだけではなく、うどんや丼物も扱っているけど、僕等がいる時に見た限りでは、ほとんどが中華そばでした。こちらは注文してから10分ほどかかって、ようやく出てきた中華そばを見ると、麺はふと麺でスープはいかにもコクがありそうで、トロみがかっているのが良く分かります。実際に食べていると見た目通りに、とってもコクがある強烈な味で、こちらはかなりの美味しさ。さらにチャーシューがトロトロでとろけてしまいそう。
![]() 一見するとラーメン屋と分からない山為商店 |
![]() 山為商店の中華そば700円 |
山為商店の中華そばにかなり満足すると、最後に向かったのが12月に来たときに最初に食べて感激した「丸三」。前回来たときは初めてだったし、最初に行ったからあれほど感激したのかもしれないので、今回はほとんど満腹状態の時に再度、感激したらこれは本物かも。なんて事を考えながら、丸三に到着すると3時近くにもかかわらず、駐車場はほとんど満車状態。それもほとんど地元のナンバーだから、地元の人に人気があるのが良く分かります。バイクを駐車場にとめて、お店に入って注文したのはもちろん中華そば(500円)。ワクワクしながら待つこと数分で出てきたラーメンのスープを一口飲むと「やっぱりウマイ!!!」。値段も安いし味は最高!さらに店員さんの対応も素晴らしい丸三が今回の僕の一押しです。
![]() 去年の12月に来た丸三 |
![]() 僕の一押し中華そば500円 |
さすがにラーメン3杯食べるとお腹はかなり満腹に。そんな重いお腹を抱えてバイクにまたがり、和歌山を後にして日置川へ。この時点で時間は3時半。とりあえず高速に乗らずに日置川を目指そう、とR42を走り出すと、信号ばかりで全くペースが上がらず、このまま行くと日置川に着くのは夜になってしまいそう。これではどうしようもないから、海南から高速に乗って一気に南下。高速に乗ると順調そのもの。みなべからはR42になったけど、ここまで来るとR42も快調なペースで走ることが出来て、今日のキャンプ地であるオートパークひきがわに到着したのはまだ明るい6時ちょっと前。ここで会社のお友達であるババちゃんファミリーと合流。管理人さんにご挨拶すると、なんと去年泊まった事を覚えていてくれたのでした。とっても感じの良い管理人さんに二日分の入場料をお支払いしてから、ババちゃんファミリーのサイトに一人用のテントを貼らせてもらうと、お楽しみの宴会タイムへ。と言ってもラーメンを3杯食べた後だから、ほとんど食欲はなく人ひたすら飲むだけ。そんな宴会も10時頃にはおひらきとなったのだけど、管理人さんが「あらいくまが出るから、食べ物には注意してくださいね」と言う言葉通り、この時間に野あらいくま君が登場!
![]() 夕方6時前にオートパークひきがわに到着 |
![]() 10時すぎに現れた野あらいくま |
この野あらいくまは人をほとんど恐れず、ストロボを焚いても逃げないのです。さらにババちゃんのテントの前室入り込み、リンゴを取ろうとするなど、食べ物の管理は本当に気を付ける必要がある様子。そんな事で食べ物などを全てババちゃんのクルマの中に移動してからお休み〜となったのでした。
5月3日(木)
今日は早朝から走りだそう!と言うことで6時前には起床して、トツカさんが腕を振るってくれた朝食を食べると7時過ぎには日置川を出発。今日は日置川に連泊だから、軽装備でいいのが嬉しいところ。さらに朝から天気は快晴で最高のツーリングになりそうな予感。
![]() 早朝から腕を振るうトツカシェフ |
![]() 7時過ぎに出発準備完了 |
キャンプ場を出発するとまずはR42を北上して田辺へ。ここでガソリンを給油(走行距離185km、13L給油、燃費14.2km/L)。ガソリンを給油するとR42を離れて県道29号へ。この道が交通量が少ないし、気持ちの良い山道だし、と走っていて最高の気分。途中奇絶峡で撮影などをしながら龍神村へ。ここからはR371へ入り龍神温泉へ。この道の駅で休憩しながら、下を流れる日高川の清流に心を奪われてしまったのでした。
![]() 奇絶峡にて |
![]() 龍神温泉を流れる日高川 |
龍神温泉から走り出すと、いよいよ高野龍神スカイラインへ。素晴らしい路面状態で気持ちの良い峠となって、バイク共々気分は最高の状態で一つ一つのコーナーをクリアしていきます。標高もどんどん高くなりあっというまに1000m近くまで登ってきていました。ちょうど1000mの標識にさしかかったところ、反対側でバイクが側溝にはまりライダーが倒れている姿を発見。既に地元のクルマが止まり介抱しているし、通りかかったライダーが二人止まっていたけど、通り過ぎることが出来ず止まってみると、ライダーはかなりの重傷の様子。止まってはみたものの、僕等はどうすることも出来ず、とりあえず側溝にはまったバイクを4人で引き上げ安全な場所に移動。さらに携帯が圏外だったから携帯の繋がりそうな護摩壇山スカイタワーへ向かい、救急車を呼ぶことに。ライダーの意識がしっかりしていたから命の別状がなさそうなのが救いだけど、目の前で傷ついたライダーを見て、かなり衝撃を受けたのが事実。バイクは楽しいけど、決して無理や無茶はしてはならない、とキモに銘じたのでした。しかしこれだけでは終わらず、その後護摩壇山スカイタワーの駐車場が一時封鎖され、ドクターヘリが飛来。傷ついたライダーはヘリで搬送されたのでした。その駐車場の封鎖は護摩壇山スカイタワーの店員さんが行ったのだけど、まるで訓練をしているかのようにスムーズに対応している姿を見て、この光景が何度も繰り返されていると実感。この高野龍神スカイラインはライダーにとって、天国のようなワインディングだけど、一歩間違えば命も落としかねない、場所なのかもしれません。とにかくヘリで運ばれたライダーの一日も早い完治を祈るばかりです。
![]() 封鎖中の駐車場 |
![]() 飛来したドクターヘリ |
結局護摩壇山スカイタワーに登ることもせずに、景色も見る余裕もなく護摩壇山を後にすることに。ただスカイタワーに登らなくても、標高1300mの景色を堪能できたからヨシとしましょう。
![]() 護摩壇山の山並みをバックに |
![]() これが護摩壇山スカイタワー |