親子で歩く湖西連峰軽縦走トレッキング(2005年4月)
序章
カヌーシーズンが始まった4月だけど、先週先々週と気田川に行っているし、湖西連峰は暑くなると歩く気にはなれないので、今週は湖西連峰のトレッキングに行くことにしました。前回は完全縦走と言うことで宇利峠から梅田口まで歩いたけど、今回は小学校5年生の正樹を連れていくので軽めのコースにすることにして、本坂峠から梅田口というコースを設定。ただそのまま縦走するのではなく、今まで行けなかった不動の滝と鍋割りの水というポイントをコースに入れてあります。このコースなら8時くらいに歩き始めても3時にはゴール出来るはずなので、当日は新所原駅近くに7時に集合という約束をして当日を迎えたのでした。
4月10日(日)
朝起きて5時発表の天気予報をチェックしてみると、静岡県西部地方の天気は夕方まで晴れで、降水確率は夕方の6時まで0%。それなのでカッパは持っていかない事にして荷物を準備。でも空を見上げると厚い雲に覆われて怪しい感じなのです。今日は留守番のKeikoさんに「カッパ持っていったら」と言われたけど、天気予報を信じて「カッパは要らない!」と宣言(笑)。カッパ以外の荷物をザックに詰め込み、予定通り6時半に自宅を出発。集合地点で今日一緒に歩いてくれるトツカさんと集合し、ゴール地点となる梅田口までクルマ2台で向かいます。梅田口に到着しトツカさんのクルマをデポし本坂峠へ。と思ったら本当に空は今にも泣き出しそうなイヤ感じ・・・やっぱりカッパは必要かも、と思い直して一度自宅へ戻って、カッパをザックに入ると、今度こそ本当に出発(笑)です。R302を三ヶ日まで走り、三ヶ日からは豊川を目指して左折。有料道路本坂トンネルの料金所手前を右折し旧道へ。かなり狭い旧道を走り旧本坂トンネルを通り、姫街道の登り口に到着したのは8時半となっていました。ちょっと不安だけど、ここの路肩にクルマをデポすると、今日の湖西連峰トレッキングが開始となりました。
![]() 旧R362の路肩にクルマにデポ |
![]() 姫街道登り口から8時半にスタート |
姫街道というくらいだから、楽勝なハイキングコースかと思ったら、いきなり本坂峠への急な上りとなってちょっとビックリ。でも深い林の中の気持ちの良い旧街道を歩いていくと、弘法水と言う水場に到着。ここは昔弘法大師がここを訪れた時に、喉を潤したという言い伝えがあるそうだけど、地面からわき出る泉にはカエルがたくさんいてとても飲む気にはなれません。
![]() 岩場から湧き出る弘法水 |
![]() 弘法水にいたカエルちゃん |
弘法水を過ぎるともうすぐ本坂峠。スタート地点から標高差100mくらいを一気に上ってきたのでかなり暑くなってきました。この本坂峠で姫街道とはお別れして、湖西連峰ハイキングコースへ入っていきます。スタートしてから本坂峠まで約30分。弘法水でカエルと戯れていたのでかなりのスローペースなのは仕方ないかもしれません。
![]() 本坂峠手前の姫街道 |
![]() スタートして30分で本坂峠に到着 |
湖西連峰ハイキングコース(豊橋自然歩道)に入ると、湖西連峰の尾根上を進むコースとなって、常にアップダウンの連続となります。だいたい湖西連峰の山々は標高が300mから400m。そんな比較的低い山の尾根上を歩いて行くけど、周りには山はないので、常に浜名湖の景色が見られて歩いていてかなり気持ちの良いコースなのです。本坂峠を出発し10分ほどで浅間神社に到着。ここには古いトイレもあるし、イスやテーブルもあるので休憩するには良い場所だけど、今日はそのまま通過。
![]() 浅間神社前にある古いトイレ |
![]() 浅間神社にて |
浅間神社からは急な上りが連続して現れ標高を400m近くまで一気に上げていきます。そんな上りを頑張って登っていくと、急に視界が開けまるで頑張って登ったご褒美みたいな感じで、浜名湖景色を見ることが出来るのです。
![]() いきなり現る急な上りを頑張って上る |
![]() 浜名湖の絶景が迎えてくれます。 |
ここまで登ると休憩ポイントの富士見岩はすぐそこ。正面にオモシロイ形の富士見岩を見ながら歩いていき、富士見岩に到着したのは9時半。この富士見岩は名前の通り、天気が良ければ富士山が見えるらしいのですが、残念ながら今日は曇っていて見ることが出来ません。でも岩の狭い隙間を通ってみたり、岩に登ってみたりと、子供と一緒だとかなり楽しまるポイントです。
![]() 岩の透き間を通ってみる。 |
![]() 今度は岩の上へ |
ここで水分&糖分を補給すると、ここからは豊橋自然歩道の本線を外れて左の下山道へ。今日の目的の一つである不動の滝に行くために一度山を下りる必要があるのです。実際にこの下山道を歩いていくと、予想した以上に山を下っていき、このまま下りきってしまうのでは?とかなり不安になってしまうほど。
![]() 富士見岩からは知波田方面に下る下山道へ |
![]() 急な下りにちょっと不安な気分 |
そんな不安にかられながらも、そのまま下っていくとじきに林道へ。一応地図上で林道に出ることになっているので一安心。林道を南に向かって歩いていくと、不動の滝の入り口を発見。林道からかなり急な下りを、ロープを掴みながら下りていくと、不動の滝が姿を現しました。その名前からしてスゴイ滝かと期待していたけど、湖西連峰にそんなスゴイ滝があるはずもなく、実際はチョロチョロと水が流れ落ちる何とも言えない姿に絶句・・・でも話のネタとして一度は見る価値はあるかもしれません。
![]() 林道から急な下りを下って不動の滝を目指す |
![]() これが噂の(笑)不動の滝 |
今日の目的の一つを達成すると、次はもう一つの目的地である鍋割りの水へ。さきほど下った急な道を、今度は頑張って登って再び林道へ。林道を南下すると、10分ほどで大知波峠の入り口に到着。この道は上豊川道というらしく、立派な石製の案内表示も立っていました。林道から快適なハイキングコースである上豊川道に入ると、すぐに炭焼き窯跡に到着。昔はこんな山奥で炭を焼いていたんだな〜、と感心しながら炭焼き窯を見学。
![]() 林道からの上豊川道入り口 |
![]() 炭焼き窯跡 |
炭焼き窯跡を出発するとすぐに鍋割りの水に到着。この鍋割りの水は、昔鍋に水を汲もうとしたら、あまりの水の冷たさに鍋が割れてしまったと言う事で、名前が着いたとのこと。本当にそんなに冷たいの〜?と思って行ってみたら、雰囲気はさきほどの弘法水を同じような感じで、岩の中から水は沸きだしていました。でもわき水の中にはたくさんのカエルちゃんが住んでいて、水はそれほど冷たくはありません。季節が春だから暖かいと言えばそれまでだけど、本当に鍋が割れたのかな〜??
![]() 鍋割りの水の入り口 |
![]() 岩の奥から湧き出る鍋割りの水 |
鍋割の水でカエルと遊んでいたら、かなりお疲れ気味の正樹もかなり元気が回復。ここで時間は11時近くなっていて、かなりお腹も空いてきました。そんな事で鍋割りの水を出発し、15分ほどで到着した大知波峠廃寺跡でお楽しみのランチにすることにしました。この大知波峠廃寺跡は、かなり広いスペースがあってランチポイントとしては最適なのです。ここでいつものようにお湯を沸かして、スープを作り楽しいランチの始まり〜。最後に暖かいコーヒーまで飲んで、1時間ほどゆっくりした後で大知波峠を出発。ちょうど出発しようとしたら、すごい人数の団体さんが到着したので、まさに素晴らしいタイミングでした。
![]() 大知波峠廃寺跡で楽しいランチの始まり〜 |
![]() 12時ちょうどに廃寺跡を出発 |
大挙して歩いてくる団体さんをやり過ごしてから、多米峠に向けて豊橋自然歩道の本線を南下していきます。歩き出して10分ほどで、石巻山への分岐となる石巻尾根分岐に到着。石巻山には温泉もあるので、梅田口から石巻山まで歩いて最後に温泉に入ると言うのも良いかもしれません。石巻尾根分岐を過ぎると、コース上にはたくさんの椿の木があって、この時期は落ちた椿の花がハイキングコースを赤く染めてなかなか良い雰囲気。
![]() 石巻山への分岐となる石巻尾根分岐 |
![]() ハイキングコースを染める椿の花 |
石巻尾根分岐を過ぎるとイヌツゲの群生地へ。先月来たときにはなかった立派な案内板が出来ていて、豊橋市と湖西市が湖西連峰の整備に力を入れているのが良くわかります。この頃になると小学校5年生の正樹はかなり疲れてきて、足取りも重く少しの上りもかなり辛そうになってきました。それもそのはずでスタートして3時間も、アップダウンのある山道を歩いてきたのだから当たり前かもしれません。たぶん運動不足の大人が歩いていたら、このあたりでギブアップかもしれません。
![]() イヌツゲ群生地の立派な案内板 |
![]() かなりへばってきた正樹 |
それでも頑張って歩いていると、満開を過ぎた山桜などを見ながら、大知波峠廃寺跡から45分ほどで多米峠に到着。ここで長めの休憩をして水分&糖分補給です。糖分は板チョコを3枚持ってきたけど、疲れた正樹はチョコを大量に食べて、何とか歩く元気を取り戻してくれて一安心。たくさんチョコを買ってきてヨカッタヨカッタ!
![]() 満開を過ぎた山桜 |
![]() ようやく多米峠に到着 |
この多米峠の標高が266m。次に目指す神石山の標高が324mなので、ここからまた60mくらい上って行かなくてはなりません。多米峠で10分ほどのの休憩のあと、神石山に向けて多米峠を出発。標高差が示すとおり、出発すると急な上りが連続して現れて「もう上り坂は少ししか無いって言ったのに・・・」。そんな正樹を「あともう少し」と励ましながら歩いていると、道ばたには紫色のきれいな花が所々に咲いていました。
![]() 多米峠を過ぎると急な上りが始まります。 |
![]() 道ばたに咲く紫の花 |
急な上りを何回か登っていくと、多米峠から20分ほどで中尾根分岐に到着。このあたりで標高は330mなので、ここから神石山まではそれほど勾配が無い、快適なハイキングコースを歩いていくことになります。「もう上りはほとんど無いから大丈夫」と正樹を励ましても、「さっきまで何度も同じことを言っているじゃないの!」(笑)
![]() 多米峠から20分で中尾根分岐に到着 |
![]() 勾配も無く快適なハイキングコース |
中尾根分岐を過ぎると景色の素晴らしい雨宿り岩はもうすぐのはず。その記憶通りに中尾根分岐から10分も掛からずに雨宿り岩に到着。正樹にこの岩に登って浜名湖の景色を見せてあげたい!と思っていたので、やっとで雨宿り岩に着いた!という感じで早速岩に登って景色を見てみました。残念ながら今日は曇っているので、それほど感動的にきれいな浜名湖は見られなかったけど、それでも浜名湖と豊橋市内を一望出来る雨宿り岩は、湖西連峰の中でも指折りのビューポイントであることは間違いないでしょう。
![]() 中尾根分岐から10分ほどで雨宿り岩に到着 |
![]() 岩に登って親子で記念撮影 |
岩の上で少し休憩してから正面に見えている神石山に向けて雨宿り岩を出発。正面に見えているだけあって、歩き出してから10分も経たずに神石山の山頂に到着。この時点で1時半過ぎだけど、山頂の広場には休憩中のハイカーがたくさんいるので、山頂広場からちょっと離れた場所で、今日最後の休憩をすることにしました。
![]() 神石山山頂には1時半過ぎに到着 |
![]() チョコをたくさん食べて元気を取り戻す |
10分ほどの休憩をし、元気を取り戻すとゴールの梅田口に向かって神石山を出発。出発するとすぐにピンク色のきれいな花が満開に咲き乱れていました。そんな景色を楽しみながら、急な下りを転倒に気をつけながら下っていくのだけど、岩場の下りは身長の小さな子供にとってかなりツライらしく、下りの方がペースが遅くなるなってしまうのです。
![]() ピンク色のきれいな花が満開でした |
![]() 急な下りは小学生にとってはかなりツライ |
![]() 仏岩まで来るとゴールはすぐそこ |
そんな急な下りを慎重に下っていくと、神石山から30分ほどで仏岩に到着。ここからも浜名湖が一望出来るけど、かなり標高が低くなってきて、新所原の町並みがすぐそばになってきたことが良くわかります。 |
仏岩から先は緩い勾配の快適なハイキングコースとなっていきます。そんな快適なハイキングコースを下っていくと10分ほどで梅田峠に到着。ここで湖西連峰のハイキングコースはおしまいとなり、この先は固くしまった林道を歩いていくことになりますが、この林道の路面が固くてゴールまでの10分がかなり長く感じられるのです。しかし今日は散り始めた桜を楽しむことが出来て、固い路面を歩く苦痛を和らげてくれました。
![]() 梅田峠からは路面の固い林道へ |
![]() 目を楽しませてくれた山桜 |
![]() ゴールの梅田口には午後2時半に到着 |
路面の固い林道を頑張って歩くと、ようやくゴールの梅田口に到着。時間は午後2時半なので、スタートしてから約6時間で本坂の姫街道から新所原の梅田口に到着することが出来ました。大人にとっても山道を正味5時間歩くことはかなりツライのに、小学生ならなおさら大変だった事でしょう。かなり疲れた正樹に何度も「よく頑張ったね!」と言ったのは言うまでもありません。 |
梅田口にデポしたトツカさんのクルマに乗って本坂峠へ。ミストラルに戻ると何事も無かったかのように、ミストラルは待っていてくれてホっ!。ここでトツカさんとお別れして自宅へ。自宅へ帰る途中に正樹へのご褒美に、と三ヶ日みかんソフトを買いに、R302沿いにある和菓子屋の入河屋さんによってみました。ここは和菓子屋さんだけど、洋菓子もかなり美味く、三ヶ日みかんアイスも売っています。そんなことで入河屋さんで三ヶ日みかんソフトのカップ(250円)を購入。早速食べてみると、これはウマイ!前に浜名湖の観光地でみかんソフトを食べた時は、かなりガッカリした覚えがあるけど、入河屋の三ヶ日みかんソフトはかなりお勧めです。
![]() R302沿いにある入河屋さん |
![]() とってもお勧めな三ヶ日みかんソフト |
クルマの中で三ヶ日みかんソフトを味わい、自宅に帰ったのが4時頃となっていました。初めて親子で歩いた湖西連峰。正樹にとってはかなりツライ行程だったと思うけど、自宅に帰ったら「歩いてヨカッタ!」と言ってくれたので、初めての試みは大成功と言って良いでしょう。今度は天気が良くて富士見岩から富士山が見えることにでももう一度行ってみたいと思っています。
おしまい