初秋の明神山登山レポート(2005年9月)

はじめに

 奥三河名山8選の中で一番一番レベルが高いとされる明神山。標高は1016mと高くはないものの、スタート地点が155mなので標高差は約850m。さらにハシゴやクサリ場もあるとのことで、かなり登り甲斐がありそう、と言うことで、奥三河名山8選の存在を知ってから、まずは行ってみたい山として、登る日を楽しみに待っていたのでした。

9月17日(土)

 今日は朝5時半に集合しそのまま出発。登山開始となる乳岩に7時過ぎに到着し7時半頃登山開始の予定。でもいつもの事ながら集合が20分ほど遅れて出発したのは6時ちょっと前。途中三ヶ日のコンビニでランチの買い出しを済ませると、いつもの山を越えて鳳来へ。鳳来からはR151を走り、登山開始地点となる乳岩の駐車場に到着したのは7時ちょっと前。それほど混んでいないと思った、乳岩の駐車場だったけどすでに10台以上のクルマがとまっているのにはオドロキました。それでも何とか駐車スペースを確保して、すぐ下を流れる乳岩川を見ると、その水の透明度にビックリ!!


朝からたくさんのクルマがとまる乳岩駐車場

かなり透明度の高い乳岩川

 そんなきれいな川に感激しながら、登山の準備を整え乳岩駐車場から歩き出しのは7時半前。最初は岩畳のような乳岩峡を歩き出すことになるけど、ここは大きな岩盤の岩を歩いていくようで何とか言えない雰囲気なのです。


乳岩駐車場から出発したのは7時半前

岩畳のような乳岩峡

 そんな乳岩峡を歩いていくと5分も経たずに岩畳は終わり、コースは川沿いの快適なハイキングコースとなっていきます。そんな川沿いのコースも5分ほど終わり、乳岩川にかかる橋を渡るといよいよ本格的な登りの開始。


岩畳が終わり快適なハイキングコースに

橋を渡るといよいよ本格的な登りに

 橋を渡り乳岩との分岐を過ぎると、いきなり急な上り坂に突入。そんな上りを登っていくと、9月で涼しいと言いながらも汗が噴き出してくるのです。汗を拭きながら登って行って、標高を200mほど稼いだ所で最初の休憩にすることに。ここで時間は8時ちょうどなので、出発から30分が経過したことになります。


木道などもある本格的な登り

出発から30分後に最初の休憩

 少しの休憩のあと歩き出すと、急な上りはその後も続きさらに標高を200m稼いだ所できれなな水場を発見。ここで冷たい水で顔を洗うと本当に気持ちがイイのです。ここの水も乳岩以上に透明度が高く、遠くから見ると水があるのか無いのか分からないほど。そんなきれいな水で顔を洗うと今までの疲れも飛んでしまうほど。そんな事で水場から元気に歩き出すと10分ほどで、いきなり目の前にそびえ立つ岩を発見。


水の透明度が素晴らしい水場

そびえ立つ岩を発見

 ものすごくデカイ岩にオドロキながら、岩の近くに行くとナニやらたくさんの人が岩の下にいるのを発見。どうもこの岩はロッククライミングで有名な鬼岩で、クライマー達で賑わっていたのでした。残念ながらちょうど岩に登っている人を見ることは出来なかったけど、僕らも岩の下で少し休憩。


たくさんのクライマーで賑わう鬼岩

オーバーハングした岩の下

 鬼岩からも急な上りを5分ほど登ると鬼岩乗越へ。ここまで来ると急に視界が開け、これから登る明神山の姿を見ることが出来ました。


鬼岩乗越には8時50分に到着

ようやく明神山の山頂が姿を現した

 この時点で標高は700m弱。山頂まではあと300mの標高差なので、まだまだ頑張る必要がありそう。そんな事で気合いを入れて鬼岩乗越を後にすると、いきなり岩場にロープまであって、かなり本格的になってきました。そんな登りを汗をかきながら登っていると、景色も見え始めるし木陰に入ると涼しいし、苦しいけど登っていて快適であるのは間違いありません。


岩場にロープ

美しい山並みが目の前に

 鬼岩乗越から10分ほど登ると、「これから胸付八丁」の案内板が。今までもキツイと思ってきたけど、キツイ上りはこれからみたい・・・そんな事を思いながら胸付八丁を登り始めると、目の前には壁のような登り坂がこれでもか!と言うくらいに現れて、もう息も絶え絶えに(笑)。


これより胸突八丁

壁のような登り坂の連続

 そんな登りの連続を途中で休憩しながら、何とか30分かけて登るとようやく胸突八丁ノ頭に到着。ここまで来ると標高は800mを超えてきました。ここからは遙か下界に豊橋の水ガメである鳳来湖を見ることが出来ました。


ようやく胸突八丁の頭に到着

遙か下界に鳳来湖を望む

 この胸突八丁ノ頭で一息つくと、すぐに標高912mの六合目に向けて出発。ちょっと緩やかになった登山道を快調に歩くと、胸突八丁ノ頭から15分ほどで六合目に到着。ここは今登ってきた乳岩からの登山道と三ツ瀬からの登山道が合流する地点。ここではちょっと長めの休憩をして元気を取り戻すことにしました。


標高912mの六合目に到着

ゆっくりと休憩して元気を取り戻す

 ここでゆっくりと休憩して元気を取り戻すと、残りの標高差100mちょっとに向けてと六合目を出発。出発して10分もしたら目の前に大きな岩が。まさかこの岩を登るのでは??と思っていたら、岩にはクサリがかかり案内板もクサリの方向を指しています。クサリ場があるとは知っていたけど、まさかこんな大きな岩を登るとは思っていなかったので正直ビックリ。でもクサリをしっかりと掴んで登れば、別に難しいことは無いので心配する事はありませんでした。


明神山の山頂はこちら(笑)

クサリをしっかり掴んで登れば大丈夫

 この岩を登ると7合目に到着。7合目を過ぎるとすぐに先ほどよりもさらに大きな岩が目の前に立ちふさがります。ここもクサリが上から垂れ下がっているけど、さっきのクサリで慣れているのでもうビビルこともありません。


こちら きらり さわやか 明神の7合目(笑)

目の前にそびえ立つ大岩

 この岩のクサリは2段になっているけど、どちらも足場をしっかり確保出来れば大丈夫。そんな事で何とかこの大岩を乗り切ると、もうすぐ馬の背岩のある8合目はもうすぐ。


これが1段目のクサリ

こちらは2段目

 2段のクサリ場を登りきり、さらに進むとすぐに8合目の馬の背岩に到着。この岩にはハシゴが架かっていて、これを登ることに。このハシゴがなかなか高低差はあって、なかなかのものなのです。そんなハシゴを登ると、馬の背岩の上は両側が断崖絶壁になっていて、高所恐怖症の僕にとってかなりツライ・・・


ここが8合目の馬の背岩

ハシゴを登って馬の背岩の上へ

 岩に登っていると確かにコワイけど、景色は本当に素晴らしいの一言。眼下には先ほども見えていた鳳来湖が広がり、正面にはこれから行く山頂が。そんな景色を楽しんでから馬の背岩をあとにして山頂に向かって出発。


馬の背岩の上にコワゴワと立つ

眼下に広がる鳳来湖

 馬の背岩から歩き出して5分ほどで9合目に到着。ここから山頂まであと150m。あとすぐと言う事で9合目では休まずにそのまま山頂を目指します。すると山頂直下の最後の登り坂が目の前に。そんな登りも山頂が目の前に迫っていると思うとそれほど苦しく感じないのが不思議なところ。


山頂まで150mとなった9合目

山頂直下の急な坂を登る

 そんな急な坂を2回登ると、正面には赤い展望台らしいものが見えてきました。あれが山頂に違いない!と足取りも軽く登っていくと、11時10分前にようやく山頂に到着。7時半に登り始めたので、かかった時間は3時間20分。


正面に展望台らしきものが見えてきた

11時10分前に山頂に到着

 山頂で記念撮影のあと、ちょっと無粋かな、とも思える赤い展望台へ登ってみました。すると展望台の下ではよく見えなかった山並みを見ることが出来て、これは展望台を建てた価値は十分あるかも、とナットクさせられたのでした。


山頂からの景色その1

山頂からの景色その2

 山頂での展望を楽しむと、次はお楽しみのランチタイム。


山頂でつかの間のランチタイム
 今日のメニューもオニギリとお湯を沸かしてのラーメン。山に登るといつもこればかりだけど、本当にこれが一番なのです。山頂のちょっとした広場でノンビリとランチを楽しんでいると、数人の登山者が山頂へ到着。思ったより登山者が多いという事は、明神山はそれなりに人気があるみたいです。

 ノンビリとランチタイムを楽しむと時間は12時前に。ここで下山の準備を整え山頂から下山を開始。登ってきたコースを下り始めたけど、途中からこんなにスゴイ場所を歩いたっけ??と思うほど目もくらむような断崖絶壁の上に。


12時ちょっと前に下山を開始

目もくらむような断崖絶壁の上

 おかしいな〜、と思いながら進むと、岩の上に出てしまい、登山道は岩の下みたい。仕方がないので10mほど高さのある岩を何とか降りると、いきなり9合目の看板が。完璧にコースを間違えたようだけど、無事に登山道に戻ることが出来てヨカッタ〜。ほっとしながら9合目を後にすると、5分ほどで馬の背岩に到着。


高さ10mの岩を慎重に降りる

8合目の馬の背岩

 馬の背岩での絶景を楽しんだあとは、ハシゴやクサリ場をクリアし山頂から30分ほどで6合目に到着。ここで下山を初めて最初の休憩に。


クサリ場をゆっくりと降りる

下山を初めて最初の休憩は6合目

 六合目を出発し5分ほどで胸付八丁の頭に到着。ここからは転げるような下り坂の開始。登りの時に足に負担がかかっているので、急な下りは足にとってはかなりキツイのです。下り初めはうっそうとした木々の中の木陰なので涼しいからヨカッタけど、途中からは日なたになってかなり暑くなってきました。この暑さが登りだったら、かなりツラカッタかも・・・


転げるような下り坂に突入〜

途中からは日なたになってかなり暑く・・・

 それでも何とか胸付八丁を下りきると、ちょうど時間は1時。さらに下山を続けると木の根の上を歩くような、特徴的な場所を経て10分ほどで鬼岩乗越に到着。ここで明神山の山頂との景色とはお別れとなります。そんな事でしっかりと明神山の山頂を目に焼き付けたのでした。


木の根の上を歩くような特徴的な所

案内板の向こうに明神山の山頂が控える

 鬼岩乗り越しで少しの休憩のあと、すぐに下山を開始。この時点で山頂から350m下ってきて、さらに500m程度下る必要があるけど、このあたりで早くも足にかなりの疲労が溜まってきているのです。やっぱり胸付八丁の下りはかなり足への負担が大きいみたい。そんな事で足に気を使いながら下っていくと10分もかからずに鬼岩へ到着。ここではロッククライマーはオーバーハングした岩にぶら下がっている姿を見ることが出来ました。


鬼岩の下には1時過ぎに到着

岩にぶら下がるロッククライマー

 ここから先も延々と続く下りに、かなり手こずり。途中の水場で顔を洗ってクールダウンしながら、一気の標高差500mを下りきり足がフラフラになりながらも乳岩の駐車場に戻ってきたのは2時ちょっと前。


途中の水場で顔を洗ってクールダウン

乳岩の駐車場には2時ちょっと前に到着

 ゴールしてから冷たい水で顔を洗うと本当に気持ちイイ〜!!そんな事でスタートした7時半から5時間半で無事にゴールに到着。一応上級者コースということだったけど、正直それほど大変とは思っていなかった明神山。しかし実際に登ってみると、かなり登り甲斐のある面白い山で正直驚きました。ちょっと登った時期が早かった(帰りはかなり暑くなってツラかった)かもしれないので、次回登る時は10月末から11月の紅葉が素晴らしい時期に登ってみたいと感じています。次回も登りたいと思えるほど、明神山はオモシロイし、登り甲斐のある山でした。

おしまい

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