2006年8月富士登山

はじめに

 3年前から毎年登り始めた富士山。今年はマサキチも自分から登りたい!と言うので、初めて家族と一緒に登ることが出来そう。さらにいつものメンバーのトツカさんとこうへいさん以外に、会社のお友達のAさんとその同僚のSさんの二人を加え、合計6人というメンバーが今年の富士山を登ることに。しかし前日の天気予報では大気の状態が不安定で午後からは雷雨となる不吉な予報。最初の予定では2時に集合して5時に5合目に到着、下山終了は4時か5時という事だったけど、なるべく早く下山を終了したい、と言うことで1時集合に変更。そのため前日は8時頃には寝ることとして当日を迎えたのでした。

8月26日(土)

 集合時間の1時に全員が集合し、ちょっと狭いけどミストラルに6人が乗り込み浜名湖を出発。そのまま浜松西ICから東名高速に乗り、富士ICからは西富士道路を走って富士宮へ。ここでランチや水分をコンビニで購入。買い物が終わるとさらに走り、富士宮口の新5合目に到着したのは4時過ぎ。心配していた駐車場も5合目から少し下がった場所を確保。これが1時間遅かったらかなり下の方に停めることになりそうなので、1時間出発を早めたのは駐車場を確保する上でも重要だったのかもしれません。クルマを停めて登山の準備が整うと5合目の売店へ。ここでマサキチの杖を購入すると、いよいよ登山の開始。時間は4時半なので、順調に行けば10時頃には山頂に立てるでしょう。


5合目の売店を杖を買って

4時半に登山が開始

 真っ暗の中ヘッドランプを灯りを頼りに登山を開始すると、東の空が徐々に明るくなってきました。そんな空を見ながら、まだ緩やかな上り坂を登っていくと15分ほどで6合目の宝永山荘に到着。ここでは山小屋に泊まっていた人たちが、山小屋の前で準備体操の真っ最中でした。


東の空が明るくなってきた

6合目の宝永山荘前で準備体操する団体

 宝永山荘でマサキチの杖に焼き印を押してもらうと、早々に宝永山荘を出発。まだ登り始めてすぐなので、まだまだ全員が元気そのもの。6合目を出発すると上り勾配もキツクなってします。そんな上りを登っていくと、空は明るくなりヘッドランプは不要に。さらに登っていくと、雲が朝日に輝いて赤く染まる姿を見ることが出来ました。


6合目を過ぎると勾配がキツくなる

雲が朝日に輝く

 そんな雲を眺めながらマイペースで登っていくと、登山を始めて1時間ほどの5時半に標高2,780mとなる7合目の御来光山荘に到着。ここでは少し長めの休憩を取ることに。休憩しながら下を見ると、そこには素晴らしい雲海が広がっていました。


5時半に7合目の御来光山荘に到着

下界に広がる素晴らしい雲海

 休憩しながら水分を補給、さらに焼き印を押してもらうと7合目を出発。出発すると山の中腹から朝日が昇り、空は真っ青な青空が広がってきました。予報では曇りのち雨なので、何という運の良さなのでしょう、と考えていたら、たしか去年も悪い予報だったのに晴れたような。


山の中腹から朝日が昇る

雲一つ無い快晴に

 そんな天気に後押しされてひたすら登っていくと6時20分には標高3,010mの元祖7合目、山口山荘に到着。このあたりから各人の登るペースが違うようになって、ばらばらに登っていくように。


元祖7合目山口山荘にて

7合目で休憩中

 ここでもゆっくりと休憩をして焼き印を押してもらうと、8合目に向けて元祖7合目を出発。しかしここから先は標高3,000mを越えているのでかなりキツクなってくるのです。それなので休憩をしながら焦らず登ることが重要になってきます。何しろすぐ上に見えている山小屋なのに、心臓がバクバクしてなかなか足が上がらない・・・と言うツライ状態が山頂まで続いていくのだから。


もう疲れた〜・・・

もうすぐ8合目!

 それでも一歩一歩登っていくと標高3,250mの8合目の池田屋に到着したのは7時ちょうど。ここでは水分の補給とともに少し甘いものを食べて元気を回復。


8合目の池田屋には7時に到着

気圧の関係でパンパンに膨らんだチョコ

 ここまで来ると10分歩いて少し休む、くらいな間隔で休憩していくことに。マサキチもこんな経験は初めてなので、本当にキツそうで歩きながら「キツ〜い!!」という声も聞こえてきます。そんなマサキチを励ましながら9合目を目指して登っていくことに。それでも歩くのはツライけど、空は快晴だし雲海は綺麗だから登っていて気分が良いのは間違いありません。


8合目から9合目の間にあるがんばろう!の立て札

白いカーペットのような雲海

 かなりゆっくりなペースだけど着実に登り続け、9合目の萬年雪山山荘(標高3,460m)に着いたのは8時10分前。ここでも焼き印を押してもらい、山小屋の近くで長めの休憩をして元気を取り戻します。


9合目の萬年雪山山荘に8時前に到着

山小屋で焼き印(200円)を押してもらう

 10分ほど休憩の後、次の目標となる9合5勺の山小屋に向かって9合目を出発。ここまで来るともう少し、と言う感じだけど一歩一歩を踏み出すのが本当にキツいのです。それでも歩き出してすぐに小さな鳥居を通過。すぐ上に9合5勺の山小屋の姿を見ながら、少しずつ登っていくことに。


9合目からすぐの鳥居

途中で見られた雪渓

 9合目から約30分歩いてようやく9合5勺の山小屋へ到着。しかしこの山小屋は今シーズンはすでに閉店してしまった後で、焼き印はもらうことが出来ませんでした。


ようやく9合5勺へ

閉店していた胸突山荘

 ここまで来ると山頂は本当に目の前。すぐ上に山頂を見ていると、早く登りたくなってくるのです。そんな事で休憩もそこそこに9合5勺を出発。歩き出して5分ほどで小さな鳥居をくぐり、山頂までの中間地点にある案内板の前で最後の休憩を取ることに。


9合5勺から5分ほどで鳥居を通過

最後の休憩中

 マサキチに「もうすぐだからガンバレ!」と励ましながら、休憩を終えて山頂に向けて出発。山頂まで残りのカーブの数をカウントダウンしながら何とか登り続け、ようやく山頂の鳥居に着いたのが9時10分。5合目から4時間40分という時間で登って来ることが出来ました。


山頂まであと少し

9時10分に山頂の鳥居に到着

 山頂に到着すると、先に登っていたAさんとSさんが出迎えてくれました。早速山頂に登ったら浅間神社で焼き印をもらいます。神社の中で焼き印をもらうと、山頂だけは赤い焼き印でした。


全員で記念撮影

山頂で赤い焼き印をもらう

 焼き印をもらうと山頂にあるバイオトイレへ。去年までは無料だったバイオトイレも、きれいに立て替えられた事に伴って有料(200円)になっていました。でも去年までは汚かったし長蛇の列が出来ていたから、きれいになって待たなくなった事は歓迎すべき事でしょう。トイレに行くとまだトツカさんが登ってきていないけど、お腹が空いたからお楽しみのランチタイムにすることに。メニューはもちろんお決まりのカップラーメン。せっかく山頂で食べるのだから、とちょっと豪華なラーメンを食べると本当にウマイ!


建て替えられた山頂の公衆トイレ

山頂でランチタイム中

 ラーメンを食べ終わる頃、トツカさんも山頂に到着。トツカさんがランチを食べている間に、僕らは剣が峰に行くことにして荷物を置いて剣が峰へ。火口のすぐ横を歩いてすぐ近くに見えている剣が峰に向かって登って行くと、15分ほどかかってようやく剣が峰へ。ここは富士山測候所が建っているけど、今は無人となっています。その横には剣が峰の石碑があるので、ここで記念撮影をすることに。かなり混雑しているけど、全員で記念撮影をすると本当に山頂に来たという達成感が沸いてくるもの。


火口のすぐ横を歩いて剣が峰へ

剣が峰で記念撮影

 剣が峰から戻るとお疲れ気味のトツカさんも少し元気になったみたいなので、最後に浅間神社前で記念撮影をしてから下山することに。


剣が峰から下山中

最後の浅間神社前で記念撮影を

 富士宮口山頂から下山を開始したのが11時ちょうど。登りの苦しさをウソのように、ゴツゴツした岩石の上を歩いていくと20分ほどで、かなり登山者で混雑している9合5勺へ。


富士宮口山頂から11時に下山開始

かなり混雑している9合5勺

 ここではほとんど休憩せずにさらに下山を続行。下山開始間もないからまだみんな元気一杯だけど、これが8合目くらいまで行くと、だんだん足に負担がかかって、ラクなはずの下りもキツくなってくるのです。そんな事でさらに下山を続け、9合目の萬年雪山山荘に到着したのは11時50分。この9合目に来ると雲海の中に入ってしまったみたいで、周りは真っ白になっていました。ここで少しの休憩をしてからすぐに下山を続行。徐々に来る足の疲労を感じながらも、、順調に下り続け標高3,250mの8合目に着いたのは12時10分。


キリで真っ白な9合目

8合目には12時10分に到着

 8合目でちょっと長めの休憩を取り8合目を出発。このあたりから下山もだんだんと苦痛になってきて、足がガクガクとしてくるのです。こうなってくると下山のペースも遅くなってくるのも仕方ない事。それなので8合目から元祖7合までは30分以上もかかってようやく到着。ここで標高は3,010mだから半分ちょっとを下山したことになります。


かなりゆっくりと下山中

元祖7合目には12時40分に到着

 ここでも5分ほど休んで水分などを取ってから、残りの標高差600mを下ることに。足が痛い〜、と言いながらもマサキチは休憩の途中にはダジャレを飛ばす余裕があるのは立派なもの。そんな事で楽しい雰囲気のまま下山は続き、標高2,780mの7合目御来光山荘に着いたのは1時過ぎ。


ダジャレが飛び交う休憩時間

1時過ぎに7合目に到着

 7合目まで来ると下の方には6合目の宝永山荘も見えていて、ゴールはもうすぐと言う感じになってきました。さらに下山を続けていると、ガスがきれてきて宝永山も左側に見えてきました。


霞んで見えている6合目の宝永山荘

左側に見えてきた宝永山

 ガクガクする足を踏ん張りながら、7合目から出発。本当にゆっくりとしたペースで下り続け、6合目の宝永山荘に着いたのは1時45分。ここではほとんど休まずに出発。6合目を過ぎると勾配が緩くなり、もうここまで来れば大丈夫、みたいな感じに。そんな事で6合目からは一気に歩く、長かった下山がようやく終わり富士宮口新五合目に戻ってきたのは2時ちょうど。


6合目には1時45分に到着

下山が完了したのは2時ちょうど

お疲れ気味の二人も無事に下山完了
 マサキチが笑顔でゴールしてくれたのを見て、本当に富士山に一緒に登って良かった〜!としみじみと思いながら、一緒に登った仲間達と労をねぎらっていると、下山が遅れていたトツカさんとこうへいさんも無事に下山が完了。

 結局下山は3時間かかったことになるけど、マサキチは泣き言も言わずに元気に下山してくれて、これで富士山に思い残すことはありません。2時半にはミストラルに戻り、5合目を出発。途中のコンビニでアイスなどを買いながら、ほとんど休まずに浜名湖まで走り自宅に帰ってきたのはまだ明るい5時ちょうど。これで3年連続となる富士登山も落伍者もなく無事に終わったのでした。

最後に

 今年で3年連続となる富士登山。いつかは家族みんな登りたい、と言う目的がマサキチと一緒に行けた事によって半分達成することが出来たから、かなり意義にある富士登山でした。何か目的が達成出来てしまったから、また来年登りますか?と聞かれると、もう来年は登らないかも、と思っています。
 来年の事は別にして今年の富士山は、天気予報が悪いにもかかわらず、素晴らしい天気に恵まれて最高の登山でした。富士山は本当にただひたすら登るだけなので、精神的と体力的にかなりキツイけど、やっぱり一度は登ってみる価値のある山だと思っています。

おしまい

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